Cintiq Pro16 TDTH-1620/AK0は高機能な液タブ
液タブは、板タブとは違って、アナログに近い環境で、デジタルのイラストを製作していく事ができます。
しかし、数多くある液タブの中には、それほど機能が高くない機種もあれば、高機能な機種もあるのです。
高機能な液タブは高額な値段になりますが、お金より機能を重視している方もいるでしょう。
そこで、値段が高くなっていても、高機能になっている『Cintiq Pro16(TDTH-1620/AK0)』を紹介するので、参考にしてみて下さい。
Cintiq Pro16の魅力
本製品には、魅力的なポイントが4つあって、それが、サイズ・角度調整・フルフラット仕様です。
この4つのポイントは、デジタルのイラストを製作するための機能と少し違いますが、利用者にとって便利に感じるポイントなので、詳しく紹介しましょう。
大型サイズの液タブ
液タブは、板タブとは違って、ペンタブ本体にデジタルのイラストが映し出されます。
そのため、液タブ本体が小さなサイズになっていたら、イラストが見づらくなってしまうのです。
もしも視力が低い場合には、サイズの小さい液タブを利用しようとしたら、何回もイラストを拡大したり縮小したりしなければいけないので、手間暇をかけてしまいます。
ところが、本製品は大型サイズになっていて、幅410×奥行265mmもあるのです。
そのため、視力の低い方でもイラストをあまり拡大したり縮小したりする必要がないので、効率よく作業を進められます。
角度調整
液タブは、ペンタブ本体にイラストが映し出されて、その部分へ専用ペンを引いていくので、アナロブのイラストばかりを製作してきた方でも操作に慣れやすくなっています。
ただし、パソコンのディスプレイに比べて、ペンタブは低い位置になってしまうので、作業を進める際には頭を傾かせる必要があるのです。
もしも、長い時間に渡って頭を傾かせていたら、首や肩に負担をかけてしまうので注意しなければいけません。
ところが、本製品は角度を調整する事ができるので、ある程度まで肩や首にかかる負担を軽減できます。
フルフラット仕様
ペンタブは様々な機種が販売されているので、どの機種を選ぶのか、頭を悩ませてしまう方は多いでしょう。
実際にデジタルのイラストを製作するための機能も重要になりますが、、実は『描き心地』も重要になります。
なぜなら、専用ペンが引っかかりやすい液タブを購入してしまえば、なめらかな線を引く事が難しいからです。
そこで本製品は『フルフラット仕様』にする事によって、専用ペンが引っかかりづらくなっています。
そのため、なめらかな線を引きたい方には、本製品はおすすめの液タブです。
本製品の機能
本製品は、デジタルのイラストを製作しやすい機能がいくつも搭載されていて、その中には特典が付いているものまであります。
そこで、この液タブを詳しく知りたい方のために、どのような機能が搭載されているのか紹介するので、確認してみて下さい。
筆圧は高レベル
液タブだけではなく、板タブでも共通して言える事ですが、ペンタブの品質を左右するほどの機能が『筆圧レベル』です。
この筆圧レベルが低かったら、線や色の太さをコントロールしづらいので、注意しなければいけません。
それでは、本製品の筆圧はどうなのかと言えば、8192レベルもあります。
上位機種の液タブでも、2048レベルの機種が多いのが実情です。
そのため、本製品であれば効率よく線画や着色を終わらせる事ができるので、1枚でも多くのイラストを完成させたい方には、魅力的な液タブです。
データ特典
デジタルのイラストを製作する際には『ブラシ機能』の活用も重要になります。
実際にブラシの種類が豊富であれば、様々なタッチが可能で、画風を変える事も容易です。
そして本製品は『データ特典』が付いてくるので、様々なブラシを利用する事ができるのです。
そのため、様々なタッチを試してみたい方は、本製品のデータ特典を試してみる価値があります。
注意すべきポイント
本製品は魅力的なポイントが多い液タブですが、残念ながら注意すべきポイントもあります。
そこで、どのような所を注意すれば良いのか紹介するので、気になる方は見ていきましょう。
必要なOS
本製品はパソコンと併用する必要があるので、この液タブに対応可能なOSをパソコンにインストールする必要があります。
そのOSの種類とは、Windowsは7(最新のSP適用)以降で、MacはOS X 10.11以降になっています。
ただし、パソコンにOSをインストールする場合には、メモリの空き容量を確保しておかなければ、フリーズしやすくなるので注意しなければいけません。
そのため、OSをインストールする前に、メモリの空き容量に余裕がない場合には、不要なデータは削除したほうが良いです。
高額な液タブ
本製品は高機能な液タブなので、コストをかけた製品になります。
そのため、Amazonでは送料無料ですが、税込価格181,440円もするのです(2018年5月31日時点)。
実は、高機能な液タブでも、40,000円前後で販売されている機種もあるのです。
それを考えたら、値段より品質を重視している方でも、本製品を購入するべきか悩んでしまうかもしれません。
そのため、本製品を購入する前に、200,000円近くのお金を支払う価値があるのか、本製品の機能をしっかりと把握した上で検討したほうが良いです。
利用者たちの満足度
本製品が高機能でも、あまりにも値段が高くなっていたので、購入するべきか悩んでしまった方は多いでしょう。
そこで、本製品を利用している方たちの口コミを紹介するので、この液タブは値段に見合うほどの価値があるのか、参考にしてみて下さい。
好意的な口コミ
本製品は、フルフラット仕様になっている事もあって、描き味に満足している方がいました。
実際に、本製品のようになめらかな描き味になっていれば、イメージ通りのイラストを描けるだけではなく、専用ペンの芯の磨耗も抑えられます。
実は、家電製品になっているペンタブですが、専用ペンの芯は磨耗品になっているのです。
そのため、本製品のようにフルフラット仕様になっていれば、専用ペンの芯の磨耗を抑えられるので、維持費にかかるお金を節約できます。
ただし、乱暴に扱っていたら、専用ペンの芯が磨耗したり折れたりするので、丁寧に操作したほうが良いです。
否定的な口コミ
本製品を購入した方たちの中には、利用できるパソコンが限定されているので、ケーブルを買い足す事になってしまって、不満を抱いている方がいました。
そのため、本製品を購入する前には、どのパソコンが利用できるのか、しっかりと把握したほうが良いです。
さらに本製品を利用していたら、専用ペンが効かなくなってしまうケースもあったので、取り扱いに注意しなければ故障する可能性があるので、注意して下さい。
さらに本製品に接続しているコードが緩んでしまって、作業に集中できなくて不満を抱いている方もいました。
そのため、利用していくうちにコードが断線してしまうケースもあったので、接続するコードによって、故障しやすい可能性もあるので気を付ける必要があります。
まとめ
本製品は筆圧が8192レベルもあるので、キャラクターを描く際には、ひと塗りで眉毛を描く事ができます。
これが、筆圧レベルの低い液タブであれば、眉毛の輪郭線を描いてから、着色する事になってしまうのです。
そのため、本製品は高額な機種になっていても、品質を重視している方であれば、購入してみる価値があります。