初心者にもおすすめできる使いやすくて信頼できる液タブ5選
液タブはパソコンでデジタルデザインをする上で欠かせないアイテムです。
最近では値段が下がってきたこともあって趣味でお絵かきを楽しむ人も増えてきました。
初めて液タブを買おうと思っているけどどんなものにしたらいいかわからない、選び方を教えて欲しい、そんな人におすすめできる初めてでも使いやすい液タブと選び方についてご紹介します。
初めての液タブの選び方
まずは液タブを選ぶためのポイントについて考えてみましょう。
一言で液タブといってもその種類は様々で使い方や機能が細かく違います。
さらにそれによって価格も違うのでじっくりと考えてみることが大切です。
価格から選ぶ
まずは一番大切な価格です。
だいたいどの液タブも機能と大きさによって価格が決まっています。
また価格はメーカーによっても大きく異なります。
例えば、国産のワコムならば10万円ほどから液タブが売られていますが、外国産のものだとその半分くらいの価格でも買うことができます。
どうしても国産のものが使いたいという場合は別ですが、初めてだし少し安いものを選びたいという方には外国産のものもおすすめです。
安いからといってスペックが劣ったり、質が悪かったりということも最近はなくなってきているので趣味でお絵かき程度ならば安いものでも十分機能します。
もし、これから本格的に液タブを使っていきたい、仕事として活用したいという場合は少し高くても保証がついていて信頼性のあるメーカーのものを選ぶといいでしょう。
使い方から選ぶ
次にどのような用途で使うかによっても選び方が変わってきます。
液タブにはインチ数があり、大きさが異なります。
10インチくらいのものだとタブレットと同じくらいのサイズ感なのでちょっとしたお絵かきくらいにはぴったりです。
趣味で楽しみたいなら10インチから16インチくらいあれば大丈夫です。
ですが、もっと大きいものがいいならば20インチを超えるようなものもあります。
本格的にイラストを描いていきたい人や仕事に使う人なら大きいものがおすすめです。
また自分自身の絵を描くスタイルによっても小さく描くのか手を大きく振りながら描くのかなどで液タブの選び方は変わります。
せっかく液タブを買ったのにサイズが合わなくて使いづらくなってしまった、なんてことがないように自分の液タブの用途を考えておきましょう。
機能で選ぶ
液タブはどれも同じように見えて実はそうでもありません。
液タブを選ぶ上で重要な機能は筆圧やタッチ機能の有無などです。
筆圧は付属のペンを使って描いていくときにどれくらいの強さで描けばいいのかが決まってしまうのでかなり重要です。
数字が上がるほど描きやすくなっているのが目安で、筆圧レベルが高いほど紙に絵を描いているのと同じ感覚を得ることができます。
また液タブをタッチして操作できる機能がついているかいないかによっても使いやすさが違います。
スマホやタブレットに慣れているとどうしてもタッチパネルの方が使いやすく感じますから、液タブにタッチ機能がついていないとストレスを感じることもあります。
さらに液タブからパソコンに移すときに互換性があるかどうか、相性がいいかどうかも事前にチェックしておくといいでしょう。
液タブは高い買い物ですから自分のパソコンにあっているかどうかも重要です。
おすすめ液タブ5選
次に初心者でも使いやすいおすすめの液タブを5つご紹介します。
機能やスペックの点でかなり使いやすいものばかりです。
あとは、価格や自分の使いかたなどから自分にあったものを考えてみてください。
ワコム Cintiq 13HD
こちらの液タブは13インチで約1,2キロの重さです。
液タブのメーカーの中では一番人気のワコムから出ているものなので人気が高く、初心者にもおすすめできます。
大きさもそれほど大きくないので手軽にイラストを楽しむのにちょうどいいサイズです。
筆圧レベルは2048で紙に書いているようにスラスラとした描き心地を楽しむことができます。
ペンは電池不要で、パソコンとはHDMIを使ってつなぐことができるので難しい接続の問題もありません。
一方で色に関しては再現率が低めとも言われています。
そしてこちらのモデルではタッチ機能がありませんが、タッチ機能がついている同じ機能の液タブも販売されているのでタッチパネルが欲しい方にはそちらがおすすめです。
価格は2015年モデルで85000円ほどです。
HUION GT-190
こちらは海外のメーカーです。
液タブのメーカーの中では人気のメーカーの1つで価格が安いのに機能性は優れていると注目されています。
この液タブは、19インチと大きめサイズで、筆圧レベルは2048になっています。
ペンはUSBで充電できるものと電池式のものが付属されていて選ぶことができます。
あまり高画質ではありませんが、価格は49000円でお手頃です。
ちょっとしたお絵かきや初めて液タブを買うからあまり高いものに手を出したくないという方にはおすすめです。
ワコム Cintiq 22HD
ワコムの21インチモデルの液タブです。
かなり大きめなので使うときには机の上に固定させる必要があります。
パソコンと接続するときにはDVIケーブルが必要なのでもし接続できないモデルのパソコンならば変換ケーブルを買わなければなりません。
筆圧レベルは2048で同様ですが、サイズが大きい分回転機能や傾け機能、画面拡大などの機能も揃っているのでプロの方でも使っている人が多いようです。
またタッチ操作可能なモデルも用意されているのでタッチ機能が欲しい方は参考にしてみてください。
価格は20万円ほどです。
HUION GT-220 V2
21.5インチでサイズ感的にはワコムCintiq 22HDと同じくらいの液タブです。
以前は液タブというとワコムというイメージでしたがHUIONも最近では質が上がってきていると言われています。
大きいサイズなので机の上に固定させる必要があります。
またGT-190と違って、ISP液晶パネルを使っているので角度によって色が違って見えるということがありません。
筆圧レベルは同様に2048なのでスラスラとした描き心地を広い画面で楽しむことができます。
価格は63000円ほどでお手頃なのもおすすめポイントです。
XP – Pen Artist10s (AR10S)
この液タブのポイントは安くて小さいということです。
サイズは10インチほどなので膝の上や寝転びながら絵を描くこともできます。
ペンの筆圧レベルは2048なので他の液タブと変わらない描き心地で、紙にお絵かきしているような雰囲気です。
サイズが小さめなので大きな絵を描きたいときには不向きですが、ちょっとしたお絵かきやイラストならばかなり便利なサイズです。
こちらもISP液晶パネルを使用しているので色が違って見えるような不具合もありません。
趣味で液タブを買ってイラストを楽しみたい方にぴったりです。
価格は3万円ほどです。
まとめ
液タブはいいものを選ぼうとすると5万円から10万円ほどする高価なものです。
最近では価格が下がってきて趣味で使う人も増えてはいますが、せっかく初めて買うなら失敗したくないですよね。
初めて液タブを買うなら、価格と用途、機能をチェックしておきましょう。
また初心者の方ならワコムやHUIONといった有名な液タブメーカーのものがおすすめです。
予算に余裕があるならば、ワコムのタッチパネルをサイズに合わせて購入しましょう。
HUIONも最近は質が上がっていますし、価格が低めなのでお手頃に液タブを手に入れたい人には魅力的です。