効率的な置き場所は?加湿器は部屋のどこに置くのが正解?

加湿器

加湿器は、いまいち置き場所が定まらないものになりますよね。

何となく机の上に置いているけど、ここが本当に適切な置き場所なのかどうかはわからないという方も多いのではないでしょうか?

実は加湿器には、ここに置くという良いという適切な置き場所があるんです。

そこでここでは、加湿器はどこに置くのが正解なのかということについてみていきます。




加湿器はエアコンの近くがベスト

加湿器を利用するのは冬であることが大半だと思うので、冬に加湿器を使用する際の環境を想定して紹介していきます。

冬に常時稼働している家電は、加湿器だけではありませんよね。

冬には、当然エアコンも稼働しているはずです。

エアコンが稼働している場合、そのエアコンの近くに加湿器を置くというのが正解になるのです。

たとえばエアコンの下だったり。

でも、どうしてエアコンの近くに加湿器を置くのが正解になるのでしょうか?

エアコンで湿度を回してくれる

エアコンの風は、出ていった後一か所にとどまるわけではありません。

周りながら部屋全体を温めることが出来るように周回していきます。

だから、エアコンの近くに加湿器を置いておくと、加湿器から出た蒸気を、そのエアコンの温かい風と一緒に部屋全体回していくことが出来るようになるのです。

しっかりと部屋全体を加湿しないと、加湿器の効果はあまり発揮されません。

そのためには、加湿器の蒸気を部屋全体に回すように工夫しないとなりませんが、それは決して簡単ではないですよね。

加湿器だけでの力では難しいのです。

だからエアコンの力を借りるのです。

風が当たっても乾燥はしない

何となく、エアコンの風が当たるとせっかく加湿器から出た湿度が乾燥してしまうのではないかと思う方もいるかもしれません。

確かにイメージ的にはそんな風に思えますよね。

でも、風があるから乾燥するわけではありません。

風があるから乾燥するのであれば、夏場の日本はすごく乾燥していることになりますよね。

夏場はたくさん風が吹きますが、それでも乾燥は全くしていません。

世界でも有数の多湿地帯となっているのが日本です。

なので、エアコンの風で加湿器の湿度を回そうとしていっても、そのせいで加湿器の効果が薄くなってしまうということはありません。

しっかりと全体に湿度を回していくことが出来るのです。




直接エアコンの風が当たるのはだめ

エアコンの近くというと、エアコンの風の終着点のあたりに加湿器を置きたくなるものですよね。

でも、そこだとエアコンの風が直接加湿器に当たってしまいます。

エアコンの風が直接加湿器に当たるというのは、よくありません。

そのエアコンの風によって加湿器が温められて、それによってきちんと加湿器が稼働しなくなってしまうことがあるのです。

もっとも最近ではエアコンの設定温度をそこまで高めにしている人もいないでしょうから、そこまで気にすることではありません。

そもそものエアコンの風の温度がそこまで高くなければ、そこから出た風が加湿器に当たったところで、そこまで加湿器の温度が高くなったりすることもありませんから。

ただ、それでも直接あたるところにおくことで多少のリスクが生じることは確かなので、できればエアコンの下などがベストになります。

出た蒸気だけが風に当たるのが正解

エアコンの下であれば、加湿器から出た蒸気だけがエアコンの風に当たることになりますよね。

それであれば、無駄に加湿器が温められてしまうということもありません。

それでいて湿度は風にあたってしっかりと運ばれていきます。

だからこれが理想なのです。

エアコンの下に加湿器をおけるスペースを作って、そこに加湿器を置くのがおすすめになります。

部屋の中央でも大丈夫

ただ中には部屋にエアコンがないという方もいるでしょう。

もし部屋にエアコンがない場合にはどこに加湿器を設置したらいいでしょうか。

部屋にエアコンがないという場合には、加湿器は部屋の中央に置くのが吉です。

なぜ部屋の中央に置くのがいいのかというと、それはやはり空気が周りやすいから。

ドアから入ってきた空気や、窓から入ってきた空気が、やはりドアや窓に向けて抜けていこうとする時、部屋の中央の通るのです。

そして、しっかりと加湿器の湿度を部屋全体に届けてくれるようになります。

だから、もしエアコンがない場合には、部屋の中央あたりに加湿器を置くのがおすすめになります。

電化製品の近くには置かないように

ただそうして部屋の中央に置く際には、一つ気を付けないといけないことがあります。

それが、電化製品の近くには置かないようにするということ。

加湿器は、湿度を上げるためのものです。

そして電化製品の多くは水分に弱いです。

だから、加湿器と電化製品を近くにおいてしまうと、そのせいで電化製品が壊れてしまう可能性が出てくるのです。

誰だって、電化製品は壊したくはないでしょうから、それは避けないとなりません。

でも部屋の中央に加湿器をおくとなると、近くに電化製品があることもあるでしょう。

だからそういう時には、電化製品の置き場所をかえるか、あるいは加湿器を完全に部屋の中央にするのではなく、多少サイドにはけつつ、電化製品の安全を確保してください。

完全に部屋の中央でなくても、ある程度部屋の中央あたりに加湿器を置くことが出来れば、しっかりとそこから湿度を全体に回していけますから。

壁際はさけるべき

加湿器を置くべきなのは、エアコンの下か、あるいは部屋の中央あたりになります。

では逆に、ここには加湿器はおくべきではないというところはどこになるでしょうか?

ここまでに、エアコンの風が加湿器本体に当たるところと、電化製品の近くは避けた方が良いと紹介してきましたが、まだここは加湿器はおかないほうが良いという場所があります。

それが、壁際です。

では、どうして壁際には加湿器を置かないほうが良いのでしょうか?

壁際に加湿器を置かないほうが良い理由

壁際に加湿器を置かないほうが良いというのは、壁際に加湿器を置いてしまうと壁が傷みやすいなるからです。

壁の素材にもよりますが、壁に使われている素材はあまり湿度に強いものではないことも多いです。

だから、壁際に加湿器を置くことによって、壁が傷んでしまう可能性が出てくるのです。

また、壁がある分だけ、加湿器の湿度も周りづらくなってしまいます。

壁にもよくありませんし、加湿器の加湿も効率的ではなくなりますから、壁際に加湿器を置くのはおすすめできません。

窓際も同じくだめ

それは、窓際でも同じです。

壁とは違って、窓は別に加湿器の湿度に弱いということはありません。

でもそこからだと湿度が回りづらいというのは確かですし、窓際にはもう一つ難点があるのです。

それが、結露につながるという点。

中と外の温度差、湿度差がある時、窓は結露してしまいます。

結露は放っておくと汚れにつながりますし、結露している窓というのは気分的にもあまりよいものではないですよね。

だから、できれば加湿器は壁際にも窓際にも置かないほうが良いのです。

まとめ

加湿器はエアコンの下に置いて、エアコンの風で湿度を運んでもらうか、あるいは部屋の中央あたりにおいて自然な風でそれを運んでもらうかというのが正解になります。

なので是非、加湿器の置き場所に迷っていた方は、この辺りに設置してみてください。

そして、せっかくの加湿器をより効率的に使えるようにしていってください。






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