リビング?寝室?一台しかない加湿器を置くならどっちが良い?

加湿器

加湿器は、できれば部屋ごとに設置しておきたいアイテムになります。

でも、経済的な問題で一台しか設置できないということもあるものです。

では、一台しか加湿器を設置できない場合は、リビングと寝室、どっちに置いた方が良いのでしょうか?

ここではそんな、一台しか加湿器を置けない状況ではどこに置くのが正解かということを見ていきます。




寝室に加湿器を置くメリット

リビングと寝室、一台しか置くことが出来ない加湿器を置くならばどっちが良いのかということを見るためには、寝室に加湿器を置くメリットとリビングに加湿器を置くメリットを両方とも見ていく必要があります。

まずは、寝室に加湿器を置くメリットから見ていきましょう。

寝室に加湿器を置くメリットは、二つです。

風邪予防効果が期待できる

寝室に加湿器を置くメリットは、やはり風邪の予防が期待できるという点。

風邪のウイルスが入り込むのは、何も寝ている時だけではありません。

でも、日中に比べるとやはり寝ているときの方がその可能性は高くなります。

たとえば日中は、何かを食べたりあるいは話をしたりする時くらいしか口を開きませんよね。

だから、あまりそこから風邪のウイルスが入り込むことはないのです。

もちろん、口以外から入ることもありますが、口から入ることがあまりないというのは大きいです。

それに対して寝ている時はどうでしょうか?

寝てる時には、知らないうちに口を全開にしている人も珍しくはありません。

となれば当然そこから風邪のウイルスは入り放題になります。

それを防ぐためにも、しっかりと部屋を加湿して、風邪のウイルスが活動できないようにしていくんです。

寝室を加湿すると風邪予防効果が期待できるというのはそういうことになります。

のどが乾燥することを防いでくれる

寝ている間に口が開いてしまっていることで困るのは、何も風邪をひきやすくなるからということだけではありません。

寝ている間に口が開いてしまっていることで困るのは、のどが乾燥するということでもあるんです。

口を開けているということは、口で呼吸している可能性が高いです。

口で呼吸するとなると、そのさなかに風が通ることのどがどんどん乾燥していきます。

そんな風に乾燥したのどは、次第に痛みを引き起こしていくんです。

寝室に加湿器を置いて、寝室の湿度を高めれば、それを多少なりとも防げるようになります。

それもまた、寝室に加湿器をおくことの一つのメリットなのです。




リビングに加湿器を置くことのメリット

では、逆にリビングに加湿器を置くことのメリットはどこにあるでしょうか?

リビングに加湿器を置くことのメリットは、暖房の設定温度を下げることが出来るという点。

もちろん寝室でも、加湿器を利用することで暖房の設定温度を下げることはできます。

でも、寝室の場合は、寝ている間に暖房を切るという方も多いのではないでしょうか?

だから、暖房の温度を下げる云々はそこまで関係ありません。

しかしリビングはそうはいかない。

そもそもリビングの方が広いことも多いですし、リビングの暖房の設定温度は比較的に高めになっていることでしょう。

そうすると当然電気代も高くなります。

そこで加湿器の出番です。

湿度が上がると体感温度が上がる

加湿器を使うと暖房の設定温度を下げることが出来るというのは、部屋の湿度が高まるとその分体感温度があがるから。

夏場をすごく暑く感じるのは、これが関係していたのです。

夏場にはただただ厄介な現象ですが、こと冬場においてはそれが良いほうに働きます。

設定温度を下げることが出来れば、当然電気代は下がっていきます。

加湿器の電気代は、やすいものであれば1時間つけていても1円以下のものもあるので、そういうものを使えばしっかりと節約になるんです。

冬場は電気代だけではなくガス代なども高くなりがちですから、できればこうして少しでも電気代などを節約していきたいところですよね。

リビングに加湿器を置くことでそれはかなうのです。

寝室に加湿器を置くデメリット

続いて、リビングに加湿器を置くことと、寝室に加湿器を置くことのデメリットを見ていきましょう。

メリットがあるものにはだいたいの場合でデメリットもあります。

だからこの場合にもデメリットはあるんです。

まずは、寝室に加湿器を置くことのデメリット。

寝室に加湿器を置くことのデメリットとして挙げられるのは、湿度が上がりすぎることがあるという点。

寝室はやっぱりリビングと比べると狭いことが多いですよね。

だから、そこで寝ている間ずっと加湿器をつけていると、湿度が上がりすぎてしまうことがあるんです。

暖房を消すならなおさら

それは、暖房を消す場合にはなおさらです。

寝ているときに暖房を消すと、消した時点から湿度は上がっていきます。

自然と湿度が上がっていくわけなんですから、別段加湿器は必要ないこともあります。

そこに加湿器をつけていたら、その分だけ無駄に湿度が上がることも。

それには悪いこともあるんです。

湿度が上がりすぎたらカビにつながる

それはやはり、カビのリスク。

湿度が上がりすぎると、カビが生えてしまうリスクが高くなります。

寝室の見えないところにカビが生えているなんて、想像しただけでも最悪ですよね。

そうなるリスクがあるというのはデメリットです。

リビングに加湿器を置くデメリット

では、リビングに加湿器を置くデメリットはどこにあるのでしょうか。

リビングに加湿器を置くメリットは、加湿されるまで時間がかかることが多いという点。

リビングは寝室よりは広いことが多いですから、加湿するためにはどうしても時間がかかります。

なかなか加湿されないでいたら、その間に風邪のウイルスなどが蔓延する可能性もありますよね。

だから、加湿に時間がかかるというのは一つのデメリットなのです。

邪魔になるということもある

リビングに加湿器を置くデメリットはまだあります。

それが、邪魔になることも多いということ。

加湿器はそれなりの大きさのものが多いです。

ましてやリビングを加湿できるようなパワフルなものは、だいたい大きいです。

それが置いてあると、邪魔にかんじることもあるものです。

特に物が多い家だとなおさら。

普段からあまりものがない家であれば別に気にすることはありませんが、ものが多いところにさらに大きい家電が来ると、地味にストレスになります。

ましてやリビングはただでさえ動きが多い箇所になります。

これが寝室であれば、別に寝るだけなので、大した動きはありません。

しかしリビングは、座ったり立ったり、頻繁に動くところ。

だから、加湿器が邪魔に感じられることも多いのです。

インテリア的な問題も

また、シンプルにリビングの見た目が残念になるというデメリットもありますね。

加湿器は、あまり見た目が良くないものが多いです。

そういうものがリビングという多くの人の目に触れるところにあることで、リビングの景観を損ねる可能性があるんです。

ただ中には見た目がスタイリッシュな加湿器もあるので、もしリビングに加湿器を置きたいと思って、かつリビングのインテリアにこだわりがあれば、そういうものを選ぶのがおすすめです。

まとめ

加湿器が一台しかない場合、リビングにおくべきかそれとも寝室に置くべきかというのは、やっぱり生活環境によっても違ってくるので一概には言えません。

ただ、普段いることが多いところに置くのが一番それをうまく使える方法にはなるのではないでしょうか?

だから帰ってきてもすぐに寝室に行って寝るだけなら寝室、リビングにいることが多いならリビングに置くのがおすすめです。






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