バリカンの長さはどれくらいにすればいい? バリカンの長さによる仕上がりの違いとは
バリカンについているアタッチメントは、バリカンを入れたところの髪の毛の長さを設定できるアイテムになります。
ただそういうアイテムがついていても、このくらいの長さではこういう仕上がりになるということが分かっていないと長さを決められません。
そこでここでは、この長さではこうなるのだということを見ていきたいと思います。
2ミリ以下は地肌が丸出しに
バリカンでは、2ミリ以下の長さに設定することも可能です。
ではその2ミリ以下の設定にすると仕上がりはどうなるのか。
2ミリ以下の設定でバリカンを入れると、バリカンを入れた箇所の地肌が丸出しになります。
丸出しとは言っても、2ミリくらいでは完全にスキンヘッドのようになるわけではなく、ちょうどアニメの一休さんのような仕上がりになります。
だから、実際この長さにして全体を切ることはほとんどありません。
この長さで全体を切ってしまうと、どことなく悪いことをして坊主にさせられた人のような仕上がりになってしまいます。
ベリーショートならばあり
この長さを使うとしたらそれは、バリカンを使って全体的にベリーショートにするときになります。
バリカンを使ってベリーショート、俗にいうおしゃれ坊主のような髪形にする時には、耳の上や襟足のところはすごく短くして、そこから上に行くつれてやや長くなるようにバリカンを入れていきます。
だから、最初の段階のところはすごく短くて良いのです。
そこがちょっと長いと、全体的にもさい坊主になってしまいますから。
もしおしゃれ坊主にしたいのであれば、耳の上を2ミリ程度にしてみるのもおすすめできます。
その際にも段階を踏むのが吉
ただ、そうしておしゃれ坊主を作る際にも、いきなり2ミリでバリカンを入れていくのではなく、段階を踏むのがおすすめです。
段階を踏むとは例えば、最初は6ミリくらいでバリカンを入れてみて、何となくまだそれで長そうだったら、少しずつ短くしていくというやり方です。
いきなり2ミリで入れてしまって短くなりすぎたと思っても、そこからリカバリーすることが出来ません。
段階を踏んでいけば、短すぎたとなる前に止めることが出来ますし、最悪短くなりすぎたとしても、理想よりも一段階短いくらいで止まるはずなので、そこまでのダメージはないのです。
6ミリはツーブロックの内側に最適
6ミリという長さでは、やや地肌は見えるけれど、灰色っぽい感じはあまりしないという仕上がりになります。
なので、ツーブロックの内側として最適な長さです。
もちろんツーブロックには最適とは言っても、すべてのツーブロックの内側が6ミリで良いわけではありません。
ただ6ミリであれば、内側がしっかり刈れていることはアピールできるけれど、かと言って色が灰色過ぎてそこだけ禿げちゃったみたいになることがないです。
だから多くの場合ではまりやすい長さになるんです。
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良く使われる長さでもある
バリカンでの刈り上げで一番良くある髪形は、やはりツーブロックになります。
もちろんそれは、どこで髪を切るのかということによっても変わってきます。
たとえば理容室であれば、バリカンはツーブロックよりも坊主に使われることの方が多いでしょう。
しかし、ヘアサロンでバリカンを使うとなれば、そのほとんどはツーブロックです。
そして6ミリという長さは、ツーブロックの内側として最適であることが多い長さになります。
だから、6ミリというのは、実はバリカンにおいて最もオーソドックスな長さになるんです。
もし長さに迷ったら、とりあえず6ミリに設定しておけば、そこまでの失敗にはならないことが多いです。
9ミリは地肌が見えずに黒く見える長さ
では、9ミリという長さではどういう仕上がりになるでしょうか?
9ミリという長さでバリカンを入れても、地肌はほとんど見えることはありません。
だから全体的に黒っぽく仕上がります。
なので、9ミリでツーブロックを作っても、そこまではっきりとしたツーブロックにはなりません。
どうせツーブロックにするのであれば、一目でわかるツーブロックにしたいという方も多いのではないでしょうか?
もちろんあまりツーブロック感を出したくないのであれば、9ミリで刈り上げていくのも全然ありですが、基本的にはツーブロックにするならば6ミリがおすすめになるんです。
でも、ツーブロックにもあんまり使われないし、おしゃれ坊主のスタートとしては長すぎる。
そんな9ミリという長さは、どんなシーンで使う長さになるのでしょうか?
9ミリは完全な坊主におすすめ
9ミリという長さは、特に長さにグラデーションをつけておしゃれ坊主にしたいというわけでもなく、シンプルな坊主を作りたいという時におすすめの長さになります。
9ミリでの坊主は、あからさまな坊主というよりは、俗にいうスポーツ刈りのような仕上がりになるんです。
だから、坊主にしたとしても、ワックスなどである程度髪の毛を整えることが可能になります。
おしゃれ坊主などのグラデーションになっていない坊主がいまいち決まらないのは、メリハリがないからです。
でも、9ミリという長さで、しっかりと整髪料をつけることが出来れば、それによってメリハリを出すことも出来ます。
結果、坊主にしたとしても、そこまで変な印象になることがないんです。
12ミリだと坊主は長すぎて扱いにくい
ワックスなどで整えるならば、12ミリの方が良いのではないかと思う人もいるかもしれません。
でも、12ミリの坊主は、明らかに長いです。
均一に長い状態で12ミリだと、どうしても全体が膨らんでしまいます。
それをおさえようと頑張ってスタイリングしても、汗をかいたりしたらもとに戻る可能性は高いです。
なので坊主にしてもあまり決まらないんです。
だから、シンプルな坊主にするならば9ミリがおすすめなのです。
基本は9ミリか6ミリが吉
2ミリは灰色になるし、扱いもむずかしいのであまりおすすめはできません。
バリカンを使うならば基本的には6ミリか9ミリがよいです。
どっちの長さに設定するにしても、9ミリから始めると失敗しづらいですね。
2ミリの時と同じで、いきなり6ミリにして、ちょっと短すぎたなと思っても、やり直しはききません。
でも、まず9ミリでバリカンを入れて、そしてそのまま全体を整えてみる。
それでやっぱり長いと思ったら6ミリにするというのであれば、失敗することはありません。
手間はかかりますが、失敗したくないと思ったら是非そうして時間と手間をかけて6か9を選んでいってください。
ツーブロックか坊主かで分けてもOK
シンプルに髪形で分けちゃうのももちろんありです。
坊主にするならば9ミリ、ツーブロックにするなら6ミリと。
ツーブロックの場合は9ミリがよいという人もいるので、やはり9から入れてみるのが良いですが、坊主の場合は6ミリはあまりありません。
2ミリほどではないですが、6ミリの坊主もなかなか罰ゲーム感のある坊主になってしまいます。
だから坊主にするならやっぱりおすすめは9ミリになるんです。
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まとめ
バリカンの長さによる髪の印象や、その長さはどんなシーンで使うことが多いのかということを知っておけば、バリカンを使ったセルフカットで失敗することがどんどん減っていきます。
髪形が与える印象は、すごく大きいです。
だからできれば誰だって失敗したくないはず。
そのためには是非、これらのことを頭に入れておいてください。