寒い日にしっかり起きる方法は?目覚まし時計の効果を高める4つのポイント

目覚まし時計

冬になって気温が下がると、朝はなかなか起きられないことも多くなります。

きちんと目覚し時計を使っていても、かなり起きにくさを感じてしまうものです。

しかし、寒いからといって遅刻するわけにはいきません。

寒くても確実に起きるためには、目覚まし時計の効果をサポートする工夫を行ってみましょう。

普通に使うだけでは起きられなくても、少し工夫を加えることで、すんなり目が覚めるようになります。




離して設置する

大きな音の目覚まし時計を使っていれば、それほど工夫を凝らさなくても簡単に起きられそうに思えますが、設置する場所によっては、あまり効果がない場合もあります。

注意しておきたいのは、すぐに手が届く位置に置いてしまうことです。

布団に入ったまま手だけを伸ばして止められる位置にあると、体をまったく動かす必要がないため、起きるのが難しくなってしまいます。

いくら大きな音が鳴るものでも、布団から出ずにすぐ止められるようでは、あまり意味がありません。

鳴ったときは手を動かすくらいに意識があっても、体を動かさないでいると、そのまま二度寝に突入する可能性はかなり高いのです。

この問題を解決するためには、なるべく離すことが大切です。

手を伸ばすだけで済む位置ではなく、布団から出て歩かないと止められない場所を探しましょう。

そこに大音量の製品を置いておけば、どうしても体を動かさなければなりません。

つまり、布団の中から出ざるをえない状況をつくることで、強制的に覚醒を促すというわけです。

この方法なら、そう簡単に二度寝はできません。

設置場所には、つい枕元を選んでしまいたくなりますが、確実に起きるためには、遠い場所も視野に入れておきましょう。

スヌーズ機能でさらに強化

スヌーズ機能を使うと、一度だけでなく、起きるまで何度も鳴らすことができます。

しかし、すぐ近くに設置していると、この機能の効果も弱まってしまうので、注意してください。

手を伸ばすだけで止められるようだと、何度鳴っても布団の中からは出なくなってしまいます。

そのため、スヌーズ機能を使うときも、なるべく離しておいた方が効果的です。

気温が低い冬だと、歩いて止めたあとに再び布団にもぐる可能性もありますが、スヌーズ機能でまた鳴り始めれば、さすがに起きないわけにはいかなくなります。

より確実性を高めるためにも、便利な機能をうまく使っていきましょう。




部屋を暖める

冬にうまく起きられないときの大きな原因は、部屋の温度の低下です。

部屋の中が冷え切っていると、体温でぬくぬくしている布団の中と温度差がありすぎるため、すぐに体を動かすことができません。

寒さを防ぐため、布団から出る行動にブレーキをかけてしまうのです。

「気合を入れれば寒くても大丈夫」と楽観的に考えてしまうこともありますが、実際にはかなり難しいので、なんとかして対策を考えなければなりません。

そこでおすすめなのが、部屋を暖める方法です。

ある程度暖めておけば、布団の中と部屋の中の温度差を縮めることができるため、布団から抜け出すことへの抵抗感が薄くなります。

それなら、いつまでも布団の中にこもったりせず、目覚ましの音ですんなりと起きることができるのです。

タイマーが便利

部屋の中を暖めるといっても、そのためにいったん起きなければならないようだと、かなり辛いものです。

そもそも、気温の問題で起きられないのであれば、暖房をつけるために寒い部屋で起きるのは無理があります。

この問題を解決するためには、タイマーで時間を指定してください。

起きる30分~1時間前に暖房が入るようになっていれば、自分でスイッチを押す必要はありません。

目が覚める頃には、うまい具合に部屋が暖まっているので、快適に起床することができるのです。

寝間着を厚くする

起きるときの極端な温度差を和らげるためには、周囲の温度を上げるだけでなく、自分の体を温める方法もあります。

体が十分に温まっていれば、多少の寒さをものともせずに起きられるというわけです。

そのためには、普段使っている寝間着を見直してみてください。

保温のためには厚い衣類が必要になるので、薄手のものを使っているなら、別のものに変えることをおすすめします。

薄手の寝間着であっても、布団の中に入っていればある程度は温まりますが、厚いものと比べれば、まだまだ足りないレベルになります。

きちんと厚いものを使っていた方が、やはり温まりやすいのです。

暖かい時期に使っていた寝間着をそのまま着たりせず、季節に合ったものを選択するようにしましょう。

そうしておけば、冬でも楽に起きることができます。

匂いを利用する

目覚まし時計の効果を高めるなら、嗅覚に働きかける方法にも注目してみましょう。

音だけでは難しいときでも、そこに食欲を刺激される匂いがプラスされると、起きやすくなることがあるのです。

この方法は、寝ている間に調理が進んでいなければならないため、一人暮らしだと難易度の高い方法のように思えますが、やり方次第では可能になります。

おすすめは、炊飯器レシピに挑戦することです。

炊飯器レシピというのは、ガスもフライパンも使わず、基本的に炊飯器だけを使うレシピのことであり、手の込んだ料理も比較的簡単に作れます。

そのため、一人暮らしの人だけでなく、調理の負担を減らしたい主婦の人にも人気があります。

炊飯器といえば「ご飯を炊くもの」というイメージも強いですが、工夫して使えば、パンでもカレーでも、いろいろなものを気軽に作ることができるのです。

この炊飯器レシピの料理を寝る前に仕込み、タイマーをセットしてから就寝するようにすると、起床する頃にはおいしそうな香りが漂うことになります。

お気に入りの料理を見つけて、いざというとき確実に起きられるようにしておきましょう。

睡眠時間をたっぷり確保する

目覚ましの音でしっかりと起床したいときは、起きるときのことばかり考えてしまいがちですが、眠り方もよく考えておく必要があります。

あまり眠れなかったときは、どうしても起きにくいものです。

睡眠時間が足りていないため、目覚ましが鳴っていても、なかなか目が覚めません。

そうなると、室温や食べ物の匂いなども、あまり意味がなくなってしまいます。

なによりも「眠りたい」という欲求が強くなってしまうため、二度寝をすることが多くなるのです。

離れた場所まで歩いたとしても、再びベッドに倒れ込む可能性が高くなります。

そのため、十分に睡眠をとっておくことは大切です。

あまり夜更かしをせず、睡眠時間を多めに確保しておくと、朝はすっきりと目覚めることができます。

絶対に遅れたくない用事があるときなどは、普段より早めに寝て、起床時の眠気を少しでも和らげるようにしましょう。

ブルーライトに注意

夜にぐっすりと眠るためには、ただ時間を多くとるだけでは不十分です。

眠る時間がたっぷりあっても、熟睡できていない場合は、やはり起きにくい状態になってしまいます。

そこで注意しておきたいのが、ブルーライトです。

スマートフォンやパソコンの画面から出るブルーライトには、眠るためのホルモンを抑制する効果があります。

そのため、寝る前に液晶画面を見つめていると、寝つきが悪くなってしまうのです。

しっかり睡眠をとるためには、なるべくブルーライトが出るものを遠ざけておき、眠るための準備を整えるようにしましょう。

熟睡できるようになると、目覚ましの音で気持ちよく起きることができます。

まとめ

目覚まし時計は便利なアイテムですが、冬になると、そう簡単には起きられないこともあります。

寒さによる起きにくさを軽減するためには、ここで紹介したポイントをしっかり押さえておいてください。

効果を高める工夫を行うようにすると、寒い部屋の中でも、楽に起きられるようになります。

毎日きちんと起きて、遅刻を防いでいきましょう。






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