家庭内でもNASを導入すべき理由6つ!大容量ファイルの保存も安心!
パソコンやスマホが普及してきて、保管する容量が足りないと悩んでいませんか。
外付けハードディスクをつないだり、オンラインストレージを利用する方法もありますが、もっと楽に保管できる記憶装置がNASです。
企業のサーバー代わりに使われることもありますが、最近は家庭用の安価なのに性能のいいタイプも増えています。
容量不足を解消してくれるNASの実用性について紹介しましょう。
目次
記憶装置だけじゃないNASの特徴
NASはNetwork Attached Storageを略したもので、ネットワークにつながった記憶装置のことです。
家の中のネットワークにつなげて使うことができて、単なる外付けハードディスクとは違って機能満載です。
普通の記憶装置として使う場合でも大容量ですから、大量のデータをまとめて保管しておくことができます。
ネットワークにつながっていますから、パソコンだけでなくスマホやタブレットなど、家の中にある通信機器全てでデータを共有できてしまいます。
設定次第では外からインターネット経由でリモートアクセスも可能ですから、色んな使い方ができます。
外付けハードディスクとの違い
NASと何となく似ているのが外付けハードディスクですが、使う目的が全然違います。
どちらもデータを保存しておくことができる記憶装置だという点のみ共通しています。
外付けハードディスクはパソコンなどにUSBケーブルでつないで使用し、別のパソコンで利用するならケーブルを外してつなぎ変えないと使えません。
NASはルーターなどのネットワーク通信機器と接続することで、ネットワーク内にあるどんな機器からも使用可能です。
同じデータをパソコンやスマホ、タブレットなどで共有できますから、データ管理も楽で汎用性も高いです。
オンラインストレージとの違い
大容量のデータの保存先として、Dropboxなどのオンラインストレージも人気です。
インターネット環境さえあればいつでもどこからでもアクセスすることができて、必要なデータを取り出すことができます。
無料だと容量が限られていますから容量不足に悩まされてしまいますし、有料のものだとコストが気になりま。
サービス停止などで使えなくなる場合もありますから、そんな時にデータを移行するのも面倒です。
インターネットを介さないとデータのやり取りができませんから、セキュリティ面での不安もあります。
自宅内でネットワークが組めてデータが共有できるNASなら、これらの問題をクリアできます。
自分で自由に組むことができますから、使い勝手がいいように設定を変えたりカスタマイズも可能です。
自宅内NASでデータを共有できる
ネットワークにつながっていれば、どんな機器でもデータを共有できるのが強みです。
パソコンやタブレット、スマホやテレビ、ゲーム機器など、あらゆる機器でデータを共有できます。
無線LANでも使用可能ですから、自分だけでなく家族でデータ共有もできてしまいます。
いちいちケーブルを刺したりSDカードを入れ替えたりする必要がなくなり、必要な時に必要なデータを引っ張って来て活用できます。
ファイル容量を圧迫する音楽や動画ファイルもそのまま保存できますし、データを圧縮したり劣化させずにすみます。
家族旅行の写真を決まったフォルダに入れておけば、家族全員で見たり好きにプリントすることだってできます。
バックアップでいざという時に備える
パソコンなどのバックアップ用としても最適です。
スケジュールを組んで自動バックアップを行う機能がありますから、外付けハードディスクをつないでおけばさらに安心です。
最近のパソコンは大容量ですから、消えて欲しくないファイルやフォルダはあらかじめNASに保管しておけば大丈夫です。
バックアップ方法なども細かく指定できますし、バックアップデータの保存先に別のパソコンやオンラインストレージを選ぶことも可能です。
いざパソコンが壊れても消したくないファイルはしっかり残っていますから、急なクラッシュの場合でもあわてる必要がありません。
簡易サーバーとして使用できる
種類によっては簡易OSやCPUが組み込まれていたり、管理ソフトなども充実しています。
簡易ファイルサーバーとして使用することができて、細かなアクセス権なども付与できます。
家族で使う時などには、見られたくないフォルダにアクセス制限をかけられますし、共有できるレベルも細かく指定できます。
1つのNASに複数台のハードディスクを組み込んで、RAIDを組むこともできます。
1台のハードディスクが使えなくなってもRAIDで別のハードディスクにデータは残っていますから、データを簡単にリストアすることができます。
ハードディスクありタイプとなしタイプ
安価で家庭用に適しているNASには、主に2つのタイプがあります。
ハードディスクが最初から組み込まれていて、製品として完成されているハードディスクありタイプは、そのままつないで設定するだけで使用可能です。
もう1つはハードディクなしタイプで、自分で好きなハードディスクを選んで装着して使用するタイプです。
当然、ハードディスクがある分前者の方が価格が高いですし、後者は自分で費用を抑えたり環境を整えて好きにカスタマイズできるのが魅力です。
パソコンで言えば、ハードディスクありタイプはメーカーパソコン、なしタイプは自作パソコンのようなイメージです。
RAIDを組みたいなら、複数台のハードディスクを搭載可能なタイプを選んで、RAIDの種類に応じて台数を検討しましょう。
家庭用として使いやすい人気のNAS
法人用でなく家庭用や個人用として使いやすく、価格も手頃なNASを紹介しましょう。
Synology DiskStation DS216j
ハードディスクなしのキットタイプで、ハードディクスを2台付けることができます。
初めてNASを使う人にも扱いやすく、独自のDMSというOSで簡単に管理できてしまいます。
DLNAに対応していますから、様々な機器とデータの共有が可能です。
シンプルですが家庭用として使うなら十分なスペックですし、人気のタイプなので使用方法や設定などの情報もネット上で簡単に調べられます。
BUFFALO ネットワーク対応HDD LS210D0301G
ハードディスクありタイプで、設定なども簡単に行える初心者向きのタイプです。
メディアサーバー機能がありますから、テレビ番組を録画したり保存しておくことも可能です。
セットアップ方法も簡単ですし、ユーティリティ類もダウンロードしてすぐにしよう可能です。
保証期間内ならバッファローの電話やオンラインサポートの利用できて、アフターフォローも充実しています。
QNAP TS-431P
Synologyと並ぶ人気のキットタイプです。
ハードディスクを4台搭載できるタイプですから、磐石なRAIDを組むことができてセキュリティも万全です。
デュアルコアCPUでスピードも早いですから、ストレスを感じることなく使用できます。
専用アプリが使用できますから、設定管理も簡単です。
DLNA対応ですからメディア管理や使用も楽ですし、静音設計されていて音も静かです。
まとめ
安価なNASは1万くらいからありますから、費用をかけずに大容量データを保存したり共有することができます。
データの保存先に困っていたり、パソコンのデータやバックアップに不安を感じてるなどの悩みがあるなら、使い勝手のいいNASを検討してみましょう。
単なる記憶媒体ではなく出来ることが色々とありますから、一度使ってみて便利さを体感してください。