NASは外付けHDDとどう違うのか?家庭でも役立つ4つの活用法

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ネットワークHDDを意味するNASはLAN接続のHDDとも説明されていますが、パソコンにあまり詳しくない人にとっては外付けHDDと区別がつきにくいものです。

HDDとして比較するとNASは同じ容量のUSB外付けHDDより全般に価格が高めなせいか、企業が仕事で使う製品というイメージもありました。

個人でもNASを上手に使いこなしている人たちの例にならい、家庭でNASを導入した場合に考えられる4つの活用法を紹介します。




NASと外付けHDDとの違い

NASは「ネットワーク・アタッチト・ストレージ」の略で、USB接続のHDDと同じくハードディスクの一種です。

一般的な外付けHDDはUSBケーブルでパソコンやテレビ・レコーダーと接続しますが、NASは基本的にLANケーブルを使って接続するという点で異なります。

無線LANに対応したNASであれば、無線LANルータを介することでケーブルなしでもパソコンやスマートフォンと接続可能です。

最新のUSB3.0は理論上の最大転送速度が5Gbpsに達し、転送速度が100Mbpsという一般的な100base接続のLANより高速です。

そのためデータ転送速度の面ではNASがUSB外付けHDDより必ずしも優れているとは限りませんが、HDDより高速なSSDや高速LAN規格の10GbEに対応したNASも登場しています。

USB外付けHDDだと1台の機器にしか接続できないのと比べ、NASはネットワークを介することで複数台の機器との接続が可能な点が大きなメリットです。

家庭向けNASと法人向けNASはここが違う

同じNASでも企業などの法人が仕事で使う場合と、一般の個人が家庭で使う場合では求められる機能が違ってくるものです。

NASを発売しているメーカーの側でも法人向け製品と家庭向け製品を別々に発売する傾向にあり、それぞれに製品の特徴が見られます。

法人向けNASは多数のパソコンやモバイル端末と接続してデータを共有することが想定されることから、安全性や信頼性だけでなく高速性も重視されます。

ファイルサーバーとしての安定性が求められる法人向けNASには、個人向け製品よりも強力なセキュリティ機能や無停電電源装置との連動機能を備えた製品も少なくありません。

家庭向けNASは法人向け製品ほどの堅牢さが求められない反面、写真や動画・音楽ファイルを効率的に管理する用途に向けた多彩な機能が必要になってきます。




バックアップの大切さは仕事でも家庭でも同じ

仕事に使う文書データでも個人の写真や動画データであっても、大量のデータをどうやって保存するかが問題になってきます。

パソコンやモバイル端末本体のストレージ容量には限りがあるため、外付けHDDなどを使ってデータを保存するのが一般的な解決法です。

HDDは以前と比べて大容量化が進んでいる点では大きく進化しましたが、磁気ディスクを回転させてデータを読み書きするという基本的なメカニズムは変わりありません。

そうした物理的な特性ゆえにHDDには今も昔も寿命があって、平均すると5年前後で故障のリスクが高まります。

思い出の写真や重要なデータをHDDに保存する際にバックアップを取っておかないと、HDDの故障とともに大切なデータまで失いかねません。

データをバックアップしておくことの大切さは、仕事で使うパソコンでも個人で使うパソコンやスマホでも変わりないのです。

RAIDによるミラーリング機能があれば安心

USB外付けHDDはデータをバックアップする目的にも多く利用されていますが、故障のリスクを考えるとNASの方がバックアップ用途に適しています。

NASの中にはRAIDと呼ばれる技術を利用し、データを自動的にバックアップ保存できるようになっている機種が多く存在します。

いくつかの種類があるRAIDの中でもRAID0はデータ読み書きを高速化するのが目的ですが、RAID1は2台のHDDに同じデータを自動的に記録する仕組みです。

このようなデータ保存方法のことをミラーリングと言い、上位機種のNASになると4台のHDDを使ってミラーリングと同時に高速化も行うRAID5が採用されています。

片方のHDDが故障しても残り片方にデータが残されるため、ミラーリング機能を持つNASは子供の写真やビデオを保存しておくような目的にもおすすめです。

大量の写真や動画・音楽ファイルを管理

NASはデータの単なるバックアップ装置にとどまらず、ファイルサーバーとしてさまざまな便利機能を提供してくれます。

普段からデジタル一眼レフカメラなどを使った写真撮影を趣味としている人にとっては、保存してある大量の写真を管理する作業も大変です。

動画や音楽を楽しんでいる人も容量の大きいファイルの保存場所が問題となりますが、DVDやブルーレイにいちいち保存したりディスクを入れ替えて再生したりするのは面倒なものです。

そんな人でも写真や動画・音楽のデータを大容量のNASに保存しておけば、ネットワーク接続したパソコンやタブレット端末から随時アクセスができるようになります。

大量のファイルをNASで一元管理していれば、必要な写真や楽曲をどこに保存したかわからなくなるようなトラブルも減らせるものです。

DTCP-IP対応のNASなら録画番組のダビングにも利用可

個人でNASを利用している人の中には、液晶テレビやブルーレイレコーダーと連携して番組録画に使っている例も少なくありません。

テレビやレコーダーに内蔵されているHDDは容量に限りがあって、USB外付けHDDを増設しても録画容量の拡大には限界が出てくるものです。

録画容量が足りなくなれば一度見た番組を消去するしかありませんが、長く保存しておきたい番組はブルーレイなどにダビングする必要があります。

そうやって録画した番組を次々にダビングするとディスクも増えてしまって、今度はディスクを管理するのが大変です。

そうした録画番組のダビングを目的にNAS導入を検討している人には、DTCP-IPに対応した製品がおすすめです。

DTCP-IPとはテレビ放送の著作権を保護するために策定された規格で、地デジやBSデジタル放送から録画した番組をダビングするには対応する機器が必要になります。

テレビやレコーダー内蔵のHDDに録画した番組は通常だと録画した機器でしか見られませんが、DTCP-IP対応のNASにダビングすればパソコンやスマートフォンなど他の機器で視聴できるようになります

NASでデータを共有するメリット

USB接続されたHDDではなくNASにデータを保存することで、面倒な設定をしなくてもさまざまな機器とデータが共有できるようになる点は最大のメリットとして挙げられます。

USB外付けHDDでも接続したパソコンの設定を工夫すれば複数の機器でデータを共有することは可能とは言え、実現させるにはネットワークの知識が必要で設定難易度は高めです。

NASならそれほど難しい設定も必要とせず、スマートフォンでも専用アプリを使うことでデータをNASに保存したり読み出したりすることができます。

ブロードバンドルーターを通じてNASをインターネットと接続させれば、外出先でもスマートフォンを使ってのファイル共有が可能です。

インターネットに接続できる環境であれば、ノートパソコンでもタブレットでも同様に、NASに保存してある写真や動画・音楽をどこからでも利用できるようになるのです。

消費電力が低い点もNASのメリット

装置の内部にHDDだけでなくCPUやメモリも搭載されている上にOSで制御されている点を考えると、NASは外付けHDDよりはパソコンに近い周辺機器だと言えます。

大半のNASはリモートアクセス機能を備えているため、大量のデータを持ち運ぶ必要がなくなる点も導入メリットの1つです。

同様のリモートアクセスはブロードバンドルーターと接続したパソコンでも実現可能ですが、利用するには外出中もパソコンの電源を常時ONにしておく必要があります。

NASならパソコンと比べて消費電力が低く、常時電源を入れていても電気代が大幅に節約できるという点は見逃せないポイントです。

まとめ

多くのNASに備わっている自動バックアップ機能とリモートアクセス機能は、個人と法人の両方に役立つ活用法です。

写真・音楽などのファイル一元管理や録画番組のダビングは、個人向けNASならではの使い方だと言えます。

単にデータ記録容量を増やすだけの外付けHDDと違って多彩な活用方法が想定されるNASには、外付けHDD以上のお金をかける価値があるのです。






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