そうだったの?液タブのメリット・デメリットとおすすめ商品
最近良く耳にする、液晶ペンタブレット。
画面がとても見やすそうですし、便利な機能がたくさん搭載されて良そうです。
しかし、実際にどんなものなのか詳しく知らないとなかなか購入までたどり着きませんよね。
今回は、そんな液タブに興味はあるけどまだ購入するか迷っている方のために、その魅力とおすすめ商品をご紹介します。
液晶ペンタブレットとは
まず、液晶ペンタブレットとはどのようなものなのか、簡単に説明していきます。
液晶ペンタブレットは、紙に絵や図形などを描くのと同じような感覚で、液晶画面の上にデジタルイラストを描くことの出来るものです。
世間では、省略して液タブ、ペンタブなどと呼ばれています。
そもそも、これまでのデジタルイラストはイラストが写し出されるモニターとペンを動かす場所が別々な、ペンタブレットによって描かれていました。
ペンは手元で動かしているのに、操作はモニターで行われるため、モニターを常に見ながら作業をしなければいけませんでした。
この作業は少し練習すればすぐに出来るようになりそうですが、意外と習得するのが難しく、最初のうちは違和感を抱く人も少なくは有りません。
時には習得に半年以上掛かってしまうこともあるので、デジタルイラストを描くだけでかなりの覚悟が必要でした。
しかし、最近では液タブが販売されるようになり、かなり多くの人がデジタルイラストを手軽に楽しめるようになりました。
液タブはモニターとペンを動かす作業場が同じ場所にあります。
ペンを液晶画面上で動かすことでイラストを描いていくことが出来ます。
メリットとデメリット
せっかく液タブを買うなら絶対に失敗はしたくないですよね。
失敗をしない為にはまず、液タブのメリットとデメリットをしっかり掴んで本当に自分に適しているかどうかを理解しておく必要があります。
メリット
液タブはイラストを見ることが出来る液晶モニターとペンを動かしてイラストの作業を行う場所が同じモニターで行われます。
そのため、従来のペンタブレットを使ってイラストを描くよりとても効率が良くなります。
また、ペンを動かした場所がそのままイラストになるので、普通に紙やボードにイラストを描いている感覚と同じ感覚で作業をする事が可能です。
なので、ペンタブレットよりは初心者の方でも簡単に使いこなすことが出来ます。
デメリット
液晶ペンタブレットはモニターと作業場所が一緒で効率的な機能があるため、やはり値段は従来のペンタブレットより高くなってしまいます。
万が一故障してしまった場合には、液タブ本体をそのまま修理に出さないといけないため、修理費用にもお金が掛かってしまう場合があります。
ペンタブレットの場合、ペンの作業台とモニターが別々なので、同時に故障する可能性は少ないですし、もしどちらかが故障してしまっても液タブ本体を修理するよりは費用が安くすむ場合が多いです。
また、せっかく液タブを買ってもパソコンがないと作業ができない種類のものもあるため、購入する前にパソコンとの接続が必須なのか、持ち運びできるものなのかをしっかり確認しておく必要があります。
選び方
メリットとデメリットが分かっても、どんな液タブが自分に最適なのか判断するのは難しいですよね。
ここからは実際に購入する時にどのような観点から選んだら良いのかを4つの観点から説明していきます。
メーカー
皆さん、液タブ以外のものを選ぶときでもどんなメーカーがあるのかは気になりますよね。
液タブの場合、Wacomというメーカーが液タブシェアのほとんどを占めていて、人気のメーカーです。
Wacomの中でもCintiqというシリーズはハイスペックでおすすめの商品です。
作業をするペンには傾き検出機能があるため、ペンを傾けるだけで線の細さ、太さや濃淡を細かく表現することができます。
サイズ
やっぱりイラストが写し出され、作業台でもある液晶モニターの大きさは重要ポイントのひとつですよね。
細かい作業をしっかり行いたい方や、本格的にイラストを描くことが多い方は、やはり大きいサイズを購入することをおすすめします。
モニターが小さいと長時間の作業はしにくいですし、イラストを客観的に見ることが難しくなってしまいます。
しかし、液タブは収納場所をかなりとってしまいます。
本業などで日常的に液タブを使い、常に机に出しておいても問題のない方はいいですが、趣味などで、使うごとに出したりしまったりしないといけない方は収納スペースをしっかり確保してからサイズを決めましょう。
価格
どんなにハイスペックでサイズ感もぴったりな液タブであっても費用が掛かりすぎては購入するのを躊躇してしまいますよね。
先ほどご紹介したWacomはハイスペックでとても人気の液タブですが、その分価格も高いです。
なので、初心者の方や、趣味としてちょっとずつ始めたい方には少しお金がかかりすぎてしまう印象があります。
なので、購入する前に自分の技術や使用頻度、目的などすべて考えた上でどれくらいの費用をかけるかを検討しましょう。
持ち運び
液タブの多くは、パソコンを持っていないと使用することができません。
しかし、最近ではパソコンにつながなくても液タブ本体だけでイラストを描くことができる商品も出てきています。
何かの移動中にイラストを描きたい方や、持ち運ぶ機会が多く、できるだけ身軽に持ち運びしたい方などにおすすめです。
おすすめの液タブ
選び方が分かったところで、どんな液タブが出ているのかを知りましょう。
ここからは、おすすめの液タブを紹介していきます。
Cintiq 13HD Creative Pen Display
これはWacomの液タブで、本格的にイラストを描きたい方にぜひおすすめしたい商品です。
Cintiq 13HDには、充電不要の傾き検出機能が備わっているペンがついています。
これを使うことでより細かいイラストが描けるようになり、自分のこだわりがより鮮明に出せます。
また、液タブ専用のスタンドがあり、自分の好きな角度でも作業ができます。
Cintiq companion 2
これは、持ち運びができるタイプの液タブです。
持ち運びができるようになっているため、その分画面のサイズは小さくなってしまいます。
しかし、画面の精密さはどの液タブにも劣らないほどのものです。
ペンのタッチがなめらかで、イラストをきれいに写し出してくれます。
また、付属のキーボードもついているので、便利です。
持ち運べることで、作業ができる場所が一気に広がるので、イラストを描くのがますます楽しくなりそうですね。
HUION 21.5インチ液晶モニター GT-220液晶ペンタブレット
こちらの液タブは、コストパフォーマンスが非常に優れています。
液タブはハイスペックで高価格のものか、あまり機能が無く低価格のものかの2択のことが多いですが、この液タブは大画面にもかかわらず、低価格でとてもお得な液タブです。
ペン先の動きが先ほど紹介したWacomのものより激しいため、違和感を抱く方もいるかもしれませんが、慣れてしまえば何の問題もなく使用できます。
質も他のペンに劣らないくらい良くできているので、コストパフォーマンスを気にする方にはこちらがおすすめです。
まとめ
皆さん、いかがでしたでしょうか。
液タブというと、お金がかかりそうで手が出せないと思ってしまいがちですが、メーカーや機能を選べばきちんとコストパフォーマンスが良いものがあったり、低価格で初心者向けのものもあったりします。
今回を機に、液タブにもっと興味を持ってもらい、実際に購入、使用していただけたら嬉しいです。