安全に使うにはどうすれば?電子レンジでの事故を避けるための4つのポイント
電子レンジは、食事の準備のスピードを格段にあげてくれるすごく便利なものであることは間違いありません。
ただすごく便利なアイテムであり、かつ生活の中での使用頻度も高いがゆえに、その危険性についてはついつい忘れがちになります。
しかし電子レンジは正しく使用しないと危険なものなのです。
そこでここでは、電子レンジでの事故を避けるためのポイントについて見ていきます。
温める際には空気を逃がせるようにする
電子レンジを使用していて危険になるのは、空気の逃げ場がないシーンです。
たとえば、ラップをギチギチにして温めていたり、あるいは何かを温める際に、蓋を閉めて温めているというようなケースです。
そうして温めた空気の行き場がなくなると、その空気がさらに周りの空気を温めていき、その密閉された中の温度はすごく高くなってしまいます。
温度が飛躍的に高くなっていけば、それに伴ってそれが発火するリスクを帯びてきます。
電子レンジで発火することはままある
電子レンジで温めていて、それが原因で発火してしまうなんて、あまりイメージが浮かばないということも無理はありません。
しかし、現実にそれは多々起こっていることなのです。
実際、電子レンジで温めているものはいわゆる食品になります。
食品というのは、火をつければ簡単に燃えるものがほとんどです。
だからそれをごみとして出す際には、燃えるごみとして出すことも多い。
そんな風に簡単に燃えるのが食品なのですから、電子レンジで過剰に温められてしまえば、それによって発火してしまうことも当然起こり得るのです。
またそれは、食品に限った話ではありません。
たとえばそうそう燃えないような陶器のようなもので温めをしているのであれば話は別ですが、100円ショップなどで売られているような保存容器の場合、火をつけようと思えば火がついてしまうものも多いです。
食品も燃えるわ容器も燃えるわというのが電子レンジ内の状態なので、過剰に温めるのはすごく危険なのです。
それを避けるためにも、電子レンジを使用する際には空気の逃げ道をしっかりと作ってあげることをおすすめします。
自動温めをなるべく使用しない
電子レンジを使用するときには、ついつい自動温めモードを使用してしまうものです。
もちろんそれが完全に悪いことだとは思いません。
しかし、自動温めモードというのは、電子レンジに入れられたものが過剰に温められる原因となってしまうものでもあるのです。
自動での温めは、加熱時間がやたらと長くなりがちになるのです。
加熱時間が長くなってしまえば、当然その分だけ過剰に加熱される箇所が出てくることになります。
結果、発火リスクが高くなってしまうのです。
面倒でも時間を調べて加熱するべき
こうした自動温めモードによる加熱リスクを少なくするためには、多少面倒でもいちいち加熱時間を調べてから電子レンジを使用していかないとなりません。
そもそも電子レンジで温めるようなものは、あまり種類が多くないものです。
たとえば冷凍食品であれば、だいたいいつも家にある冷凍食品というのは決まってきます。
同じ冷凍食品であれば、当然温める時間も同じになります。
だから、しばらくしっかりと時間を合わせていけば、次第に自動モードで温めなくても、別段手間に思わず時間を設定していくことが出来るようになるのです。
またその方が過剰に温められてしまう箇所がなくなり、おいしく食べられるようにもなるものです。
そういうこともあるので、電子レンジを使用する際には是非逐一時間を合わせて使用していってください。
電子レンジ内の汚れは逐一掃除をしよう
電子レンジを危険にしてしまうのは、自分の行動だけではありません。
たしかに蓋を閉めたまま温めたり、あるいはいつも自動温めモードで温めたりするというのも危険ではありますが、それと同時に、電子レンジ内が汚れているというのもまた、危険なことなのです。
電子レンジ内は、汚れが付きやすいです。
たとえばラップやふたを付けずに何かを温めている際には、そのなにかが温められている途中で飛びちったりしてよごれが付くこともありますし、あるいは電子レンジがある程度高いところにあり、その中に何かを入れたり、その中から何かを出そうとした際に、中のものがちょっとこぼれてしまって汚れてしまうということもあります。
しかも、電子レンジの中の汚れはあまりチェックされるところではありません。
だから、どうしても汚れが付きやすくなるのです。
汚れも発火の原因に
ですが、汚れをそのままにしていると、その汚れが発火の原因になることもあります。
汚れをそのままにしていると、当然電子レンジを使用するたびにその汚れは温められることになります。
しかもそれは、メインで温めようとしているものとは違い、電子レンジを使用するたびに何度も何度も繰り返されることになります。
そんな風に何度も温められていたら、それが発火してしまったとしてもまったく不思議ではありません。
そしてさらに、その汚れは、きちんと電子レンジの中をケアしていく習慣がないと、どんどんたまるものになります。
つまり、汚れの上にさらに汚れが付いたりして、その汚れがますます温められやすくなってしまうということも起こり得るのです。
そうさせないために、汚れはしっかりと落としていかないとなりません。
電子レンジを掃除する日を決めよう
ただそうはいっても、電子レンジを使用するたびに中をいちいち掃除するというのは面倒です。
楽したいから電子レンジを使用しているのに、逆に手間が増えていたら元も子もありません。
だから、日々掃除するのではなく、電子レンジを掃除する日を決めてしまうのがおすすめです。
たとえば土曜日は電子レンジを掃除するとか、日程を決めてしまうのです。
そうすれば、定期的に掃除ができる上に、さほど面倒ではありません。
あまり古い電子レンジは買いかえるべき
電子レンジは、食品を温めるものです。
だからどれだけ丁寧に使用していても、しっかりと定期的に掃除をしていても、どうしても汚れはたまります。
長い年月使用していたらそれは避けられないのです。
ということはつまり、長い年月使用している電子レンジは、それだけで発火リスクが高いということになります。
電源方面にも心配が出てくる
古い電子レンジの場合は、汚れによる発火だけではなく、電源方面、コード方面からの発火のリスクも出てきます。
そのあたりは経年劣化でどんどんもろくなっていきます。
なので、あまり古い電子レンジを使用している場合には、買いかえることをおすすめします。
家電というのは、5年もあれば大きく進化します。
そしてそれは電子レンジも例外ではありません。
だから、古い電子レンジを使用している場合には、速やかに買いかえていくことをおすすめします。
もちろんその分費用はかさみますが、古い電子レンジを使用していれば使用しているほどに、費用をかけるだけの価値があったことを実感できます。
あまり高いものでなくても、十分機能はグレードアップされていますから、是非買いかえていってください。
まとめ
電子レンジは生活に欠かせない便利なものではありますが、正しく安全に使用していかないと、逆に生活を脅かしてしまうものでもあります。
ここで紹介してきたポイントは、どれもちょっとしたことで、決して難しいことではありません。
なので是非これらの点に気を付けて、安全に電子レンジを使用していって下さい。
そして電子レンジの良さをもっと活かしてあげてください。