液タブを使用する際にはキーボードはどこに置くのが理想的?
液タブを使用する際にも、キーボードはどこかに放っておくわけにはいきません。
場合によってはキーボードでテキストを打ち込んだりすることもありますから、キーボードも液タブも両方とも机の上においておかないとならないのです。
でも、そうして両方とも机の上においておくためには、お互いがお互いを邪魔しない、絶妙な位置におかないとなりません。
ではそれはどんな位置になるでしょうか?
体の正面には液タブを置く
まず一つ言えるのは、液タブの位置です。
液タブの位置は、基本的には体の正面でないとなりません。
それは、液タブを使用する時間のほうがやはり長いからです。
それなのに、体の正面にないとなると、ずっと体をねじったような状態で作業しないとならなくなります。
そのまま作業をしていたら、当然すごく描きづらいです。
また、描きづらいだけならばまだしも、体にねじれてしまう可能性も出てきます。
液タブでの作業は、やはりすごく時間がかかります。
時間がかかる作業をしている間ずっと体がねじれていたら、そのままの状態で落ち着いてしまうこともあるものなのです。
そうして起こった体のねじれは、体の様々な箇所に影響を与えてしまいます。
たとえば、それに伴って顔までも左右で対象にならないようになったりするのです。
それはよくないので、液タブは体の正面においておくべきなのです。
液タブは液晶も見るもの
これが板タブであれば、少し話は違います。
板タブの場合には、実際には板タブを見るのではなく、パソコンのディスプレイを見て行います。
板タブを見ないということは、板タブは多少右手側にあったりしても、あまり問題はなくなります。
でも、液タブの場合はペンタブレットに液晶がついています。
液晶がついているのですから、それを見て描かないと意味がありません。
液晶を見るのですから、それが右のほうにあったら、ずっと右の方を見ていないとならなくなります。
だから液タブは、正面においておかないとならないのです。
キーボードは左側においておくのがおすすめ
液タブは正面に置くのですから、キーボードはやはり正面以外の位置におかないとならなくなります。
では、液タブの右側と左側、どちらに置くのが適切でしょうか?
右と左でわけるのであれば、おすすめは左側になります。
それにはもちろん理由があります。
右手にはペンを持っているから
その理由はごくごく単純です。
液タブの左側にキーボードを置くのは、右手にペンを持っているからです。
ペンを持っている側にキーボードを置いても、そのペンを持ったままキーボードを打つことになります。
それは、すごく打ちづらいのです。
それであれば、左手で打つ方がはるかに打ちやすいです。
だから、左側にキーボードを置くことがおすすめなのです。
長文を打つ機会もあまりない
液タブを使用している間に長文を打つことはありません。
もし長文を打つ機会があるのであれば、確かに左手で打つのは難しいところがあります。
長文を打つのであれば、左手で打つよりもペンを置いて両手で打つようにした方が早いでしょう。
しかし、実際液タブを使用している間に打つ文字は、せいぜいショートカットキーを押したりするくらいになることがほとんどです。
それくらいの打鍵であれば、左手で打った方が楽なことがあります。
ショートカットキーこそ、ペンを持ちながらの右手ではかなり打ちづらくなります。
逆に左側であれば問題なく使用することが可能なのです。
液タブの上という選択肢もある
ただ中には、ある程度長文を打ちながら液タブを使用するという方もいるかもしれません。
もしそうなのであれば、やはり左手側にあると使いづらさを感じることもあります。
では、ある程度長文を打つ方は、キーボードはどこにおけばよいのでしょうか?
そうして長文を打つのであればキーボードは液タブの上に置くというのがおすすめです。
液タブの上におけば、キーボードも体の正面に来ることになります。
体の正面にあれば、いったんペンを置けばそのまま両手でスラスラ文字を打つことができます。
だから、すごくスムーズに長文を打つことができるのです。
ある程度大きな液タブでないとならない
ただこれをするには、ある程度液タブにサイズ感が必要になります。
小さなサイズの液タブを使用している場合、液タブの上にキーボードを置こうとすると、そのせいで液タブの使用できる範囲が小さくなってきます。
そうして使用できる範囲が小さくなると、せっかく高いお金を出して買った液タブが活かせないということになります。
それはすごくもったいないですよね。
だから、余裕がない液タブではできないことにはなります。
キーボードのサイズも小さめでないとならない
またこれをする場合には、キーボードのサイズも小さめでないとならないという難点はあります。
キーボードが大きければ大きいほどに、液タブを埋めてしまう範囲は広くなっていきます。
逆に言えばキーボードが小さければ小さいほど、液タブが多少小さくてもあまり範囲が埋められなくなっていくのです。
理想はもちろん、キーボードも小さくて液タブも大きいというサイズ並びです。
でも、それがかなわないのであれば、せめてキーボードだけは小さなものを選ぶようにするとよいです。
確かに小さなキーボードには、それを打ちづらいという難点もあります。
しかし、そういう打ちづらさは次第に慣れていくものです。
1週間も使用していれば慣れます。
液タブにモニタアームをつけてその下にキーボードもあり
もう一つ、キーボードと液タブの配置でおすすめの位置取りがあります。
液タブが体の正面に来るということには変わりはありません。
ただ、その正面の、高さを変えてしまうのです。
つまり、液タブの位置を、モニタアームなどで高くするのです。
そうして高くすると、その下にスペースができますよね。
そこにキーボードを入れるのです。
これはすごく利点が多い方法になります。
キーボードは普通に置いているのと変わらなくなる
まずキーボードですが、ただ机の上に置いてあるだけなので、液タブがあってもなくても打ちやすさは変わりません。
ちょっと見えづらくはなることもありますが、それでも打ちやすさはピカイチになります。
全く文字列の配置がわからなくても、がっつり手元を見ないと打てないという方にはおすすめできませんが、そうではないのであれば、この配置は快適です。
液タブも描きやすくなる
またこうして持ち上げることには、液タブにとっても良いことがあるのです。
こうして持ち上げることによって、液タブは描きやすくなります。
というのも、デスクの上に液タブを置いていると、その上で描かないとならないので、自分の手のいろいろなところが邪魔になったりするのです。
でも、モニタアームを使って持ち上げると、垂直に近い角度にすることができます。
つまり美術の絵を描く際になどに使用するキャンバスと同じような角度にできるのです。
そうなれば手が邪魔になることはなくなりすごく描きやすくなります。
結果、キーボードは打ちやすくなり、液タブは描きやすくなるのです。
液タブをつけることができるモニタアームを見つけるか、あるいは液タブを改造しないとならないのが難点ではありますが。
まとめ
液タブとキーボードの位置の関係は、まずは液タブの作業をしやすくさせることがポイントになります。
それから、長文を打つのか、あるいは長文は打たずにショートカットキーくらいにしかキーボードを使わないのか、モニタアームを買うという面倒な作業を一回はさんでもいいのか、ということを考えて位置を決めていきます。
いずれの位置になるとしても、液タブをメインに考えるべきなのは変わりありません。