仕事にも遊びにもこれ1台は欲しいゲーミングチェア!
ゲーミングチェアと言うと、ゲーマーに必要なもので普通は特に使わない椅子、と言ったイメージがあります。
実際、特にレースゲームをやる人にとってはこの椅子はある意味必需品と言っていいでしょう。
長時間座り続けるのは身体に良くない、とわかっていても気がついたら時間が経っているのがゲームというものです。
しかしこのゲーミングチェア、どんな機能がついている椅子なのでしょうか。
長時間座るのは特に腰に負担がかかるもの
座るという姿勢自体、体重が直接腰にかかってくるのは避けられません。
立っている時は脚もこの体重を負担してくれますが、座っているとどうしても腰椎や仙骨、坐骨に上半身の体重がかかります。
しかも気持ち的にも、座位というのは休憩の感覚があるものです。
上半身の筋肉もつい休んでしまうので、立っている時よりも余計に腰への負担が来ることになります。
できれば1時間に1度は、立ち上がって姿勢を変えるなりするのが理想的なのですが、なにかに夢中になっているとつい忘れてしまうのですよね。
そしてふと気がつくと、腰が痛くなっていることもあるのです。
特にゲームとか仕事に夢中になると、時間を忘れる人は多いものです。
そんな人へのお助けが、ゲーミングチェアなのです。
ゲームに特化した椅子だけれど
ゲーミングチェアと言うと、ヘビーゲーマー用の椅子という認識がつきまといます。
実際、長時間ゲームをする人の椅子であることは事実です。
しかしこれ、同じく長時間座ることになる仕事用にも勿論使用が可能です。
実際のところ、デスクチェアとゲーミングチェアの機能というのは、大して変わらないものなのです。
どころか、ゲーミングチェアのほうが身体に優しく出来ていることも多いので、デスクワークが多い人にも実はおすすめなのです。
1日に1台あると、仕事にも遊びにも活用できるので、座る時間が長いと自覚している人には、購入を考えてみてください。
作業も遊びの時間も、身体への負担が減るのが実感できますよ。
ゲーミングチェアってどういう機能がある
座り心地は勿論のこと、非常に多くの機能を備えているのが、ゲーミングチェアです。
これらの機能が腰への負担、ひいては身体への負担を軽減してくれます。
ヘッドレスト
頭を休めるための枕、と言っていいですね。
この頭、実はかなりの重量があります。
それを頚椎だけでほとんど支えているので、首が疲れていたり肩こりが酷い時は、頭の重みで頚椎にトラブルが出ている可能性もあります。
座っている時には、完全休憩でない限り、何かの作業をしているものです。
その時の頭の方向は、パソコンなどのデスクワークの時には下を向き、ゲームモニターを見ている時には前に突き出していることが多いのです。
結果、首のカーブが崩れてしまい、トラブルのもとになってしまうのです。
そうなる前に、疲れたなと思った時に頭の重さを預けて、頭も首も休憩させることができるのが、ヘッドレストなのです。
このヘッドレストの位置など、自分の体型にあったものを選ぶ、もしくは調整ができるものを選ぶのがおすすめですね。
リクライニング
飛行機や列車のシートでもお馴染みの、リクライニング機能です。
背中を支えてくれる背もたれの角度が調節できるので、特に作業に疲れた時のストレッチに最適です。
また角度調節することで、姿勢をある程度いい形でキープできますので、腰への負担も減ってくれます。
かと言ってつい、リクライニングさせたシートでそのまま寝てしまう、と言うのは避けたいところですね。
ランバーサポート
腰痛クッションの1つでもある、ランバーサポートです。
人間の背骨は、横から見るとゆるいS字カーブを描いています。
ウエストの後ろに当たる部分が、Sのえぐれたところに当たりますね。
しかしこれが、座っていると崩れてしまいがちです。
特に作業に夢中になって、背中が猫背になってくると、腰椎の部分も丸くなってしまいます。
これも自然に反した形ですので、結果腰痛が起きてしまうのです。
とは言え、座っている最中特にゲームで夢中になっていたりすれば、そうそう姿勢を気にしていられません。
そんな時にウエストの後ろのカーブ、隙間を埋めてくれるのがランバーサポートです。
椅子の背もたれに完全に体重をかけても、これがあれば背中のカーブが崩れません。
腰痛回避の強い味方になってくれます。
アームレスト
腕も実は、かなりの重量があります。
しかもゲーム中に細かい操作をするのに、結構酷使します。
なので休憩中は休ませてあげることも必要です。
そんな時にただ身体の脇に垂らしてしまうよりも、アームレストに乗せておくほうが、腕の疲れは取れやすいものです。
また腕の重量で身体に負担を掛けることもなく済みます。
可動タイプのものもありますので、何時もあると立ったり座ったりに邪魔という人は、そちらにするのがおすすめです。
高さ調節昇降機能
これが意外と大事で、ついていないゲーミングチェアはまずありません。
と言うよりも、ついていないものはおすすめが出来ないです。
座った時に腰に負担をかけないようにするために、普通に背中を伸ばして座った時の足の角度を、調節したいからです。
背中を伸ばして座った時に、膝と足首の角度は直角が最も望ましい角度です。
また足の裏がしっかりと、床についていることも腰痛回避に繋がります。
長時間のゲームや作業にはこの基本的な姿勢を、まず作っておきたいものです。
使用者の体型に合わせて座面の高さを調節できる機能は、やはり必須ということなのです。
オフィス用のチェアとどう違う
こうして機能を並べてみると、これってデスクワークで使用するデスクチェアと同じじゃないか、と思いますよね。
デスクチェアと兼用できる感じですが、どんな違いがあるのでしょう。
どちらかの購入を考えている場合、どちらにしたほうが使い勝手がいいか、見てみましょう。
レーシングチェアのほうが余裕のある造り
普通に販売されているデスクチェアとゲーミングチェアを比べると、シートの幅などがいささか違っています。
ゲーミングチェアのほうが、広くてゆとりのあるシートに仕上がっています。
かっちりとした感じのデスクチェアよりも、全体的にも余裕のある作りです。
狭いシートでゲームというのは辛いものなので、シートもゆったり作ってあるのですね。
兼用にするなら、ゲーミングチェアをデスクチェアとして使用するのが、この点ではおすすめになります。
お値段的にもコスパがいい
ゲーミングチェアというのは、かなりしっかりした作りのものでも3万円くらいで手に入ります。
お値段かなり、リーズナブルです。
勿論上は天井知らずとまでは行きませんが、かなり値段の貼るものもあります。
5万円台のものも、珍しくありません。
一方のデスクチェアですが、機能の殆ど無いものなら数千円で手に入ります。
しかしゲーミングチェアと同じようなだけの機能を搭載したものになると、お値段はぐっと跳ね上がります。
特に素材が革などというものになると10万円を越してきます。
同じ機能を備えているなら、ある意味実用的にできているゲーミングチェアを購入、デスクワーク兼用で使うのがおすすめですね。
まとめ
ゲームだけでの使用は、実はもったいないという感じの、多くの機能を搭載したゲーミングチェアです。
座っている時の腰痛というのは、本当に悪化させると後々健康問題になることもあります。
そうなる前にできるだけの回避をするために、長時間のゲームやデスクワークには専用のチェアを用意したいものです。
ゲーミングチェアと言うと、ゲーマー専用と思うかもしれませんが、それだけの使用はもったいない作りであるもの事実なのです。