今人気のゲーミングチェア、ゲームやデスクワーク用に購入使用するメリットとデメリットは?
巷で昨今人気のゲーミングチェア、すでに自宅に導入されている人も多いはずです。
長時間パソコン前に座るゲーマーや、ゲーム関係の仕事を主にする人をターゲットに開発されたのがこの椅子です。
長時間椅子に座ることへの身体への負担、特に腰や首への負担を和らげるように設計がされています。
普段のデスクワークに使用している人はもちろん、腰痛持ちの人にも効果的です。
しかしそれでも、デメリットというものは無いとは言えないのです。
ゲーミングチェアが必要な人達
パソコンやゲーム機でのゲームを楽しむ人の場合、実際のところかなりの長時間椅子に座ることになります。
床に直に座る人もいるでしょうが、圧倒的に椅子に座ってゲームという人が多いですね。
そしてこのゲーム、あまりゲームとは縁のない人には分かりづらいかもしれませんが、一旦始めると時間があっという間に経つものなのです。
もしくはいわゆるセーブポイントまでたどり着けないと、そこまでの全てが無になるものもあります。
なのでゲームする人としては、その区切りまで何とかと思うのですね。
そういったことをやっていると、結果時間はあっという間に過ぎて、ふと気がつけばこわばった身体で椅子から立ち上がる、という結果になるわけです。
腰も痛いし背中も痛い、それでも次の日にまたと繰り返してしまうのが、ゲーマーの性なのかもしれません。
またゲームの開発者の方も同じことで、長時間モニター前での作業をすることになります。
こちらは遊びではなく仕事ですから、それこそノルマを果たすまでは椅子から立ち上がれません。
過酷な仕事、なのですね。
普通の人だって椅子に座っての仕事を長時間
ゲーム業界やプレイヤーだけでなく、勿論普通のデスクワークの場合も長時間の座っての作業になります。
昔ほどデスクの上の書類を見たりすることは、パソコンの普及によってあまりなくなりましたが、モニターを見つつの作業に変わっただけとも言います。
座っている時間自体は、実は昔よりも増えたかもしれませんね。
リアル時間帯で海外とも連絡がとれるようになったネットワークの構築で、その分仕事時間も変化しました。
おかげで長時間座りっぱなしでの作業時間が、伸びてしまったのです。
昔よりもこうしたビジネスマンやビジネスウーマンが腰痛を訴える事が多いのも、これが原因でもあります。
また自宅でのデスクワークが主な仕事の人も、自宅という気軽さからつい、作業終了時間を適当にしてしまい腰痛に悩まされたりもします。
こちらの場合、機能性のあるデスクチェアが開発されました。
いささか高価でもありますが、身体の健康のためには導入が望ましいところです。
デスクチェアにするかゲーミングチェアにするか
ゲーム関係の人達の場合、これはもう我慢出来ないと思ったら、ゲーミングチェアを購入使用すると即決できます。
とは言えこれもいくつかの問題があります。
置く場所の問題とか、機能性に対する購入金額などですね。
そしてもっと悩んでしまうのがデスクワークの人たちです。
機能的にはどちらも似たようなものなので、かなり悩む人も多いはずです。
そういった人たちのために、ゲーミングチェアを購入することのメリットやデメリットについていくつか上げていきましょう。
実際に使用した人たちの意見も加えて、ゲーミングチェアを購入することの利点と、ちょっとこれはという難点も見ていくことにします。
ゲーミングチェアを利用することのメリット
まずはメリットです。
ゲーム関係の人だけでなく、普通のデスクワーカーにもデスクチェア購入よりもある意味、メリットは多くあります。
腰や身体に対して優しい座り心地
人間工学を利用して作られたのが、ゲーミングチェアです。
なので座っていることによる身体への負担、座って作業することによって起きる負担、等などを軽減することが出来ます。
例えば首ですね。
頚椎は緩いカーブを描いています。
しかしデスクワークなどで下を見ることが長時間続くと、段々とこのカーブが失われ、ストレートネックになっていくのです。
これが身体全体のトラブルに繋がることは、言うまでもありません。
ネックレストなどの導入によって、ゲーミングチェアはこの問題を軽減してくれるのです。
また腰椎や仙骨に体重がかかることによって、腰痛が起こります。
これもまた、ランバーサポートや座面の体圧分散効果で和らげることが可能なのです。
値段がデスクチェアよりも安い
デスクワーカーの場合、腰や身体に楽な椅子と思えばまず浮かぶのが、機能性のデスクチェアです。
しかしこれ、家具専門店などで見るとわかるように、かなり高価です。
勿論素材なども吟味されていますし、革製品も多く重厚なイメージで、それこそ仕事関係の人に対しては見た目も大きく効果を発揮します。
しかしやはり、普通に購入するにはいささかお値段が、というのも否めません。
ゲーミングチェアもまた、上は天井知らずの値段のものもありますが、それでも3万円くらいで機能的には充分な品が手に入ります。
この差は大きいですね。
ホールド感に優れている
身体をリラックスさせてくれるのが、ソファなどのくつろぎ用の椅子です。
しかし仕事用の場合、リラックスし過ぎはそれこそ問題があります。
ゲーミングチェアの場合、もともとアクションなどのゲームをする人用に作られていますので、身体をホールドする感覚が大きくなっています。
身体を正しい位置に支えてくれるという感じですね。
それに加えてフィット感にも優れていますので、長時間のデスクワークにも最適なのです。
ゲーミングチェアにもデメリットはある
とは言え難点もまた、無いではありません。
特に仕事用に使用する場合、いくつか問題があります。
サイズが大きいので置き場所が
レース用の車の椅子にも見えるゲーミングチェアです。
写真で見ただけでも、結構大きいですね。
つまりその分、場所を取ります。
なので自宅に充分な置き場所がないと、導入は難しいということになります。
そして大きいぶん自重も普通の椅子よりも大きくなります。
床の耐久性も、考慮に入れておきたいですね。
加えて色彩も派手なものが多いので、仕事関係の人の出入りがある場合、使用がためらわれるかもしれませんね。
購入場所が限られる
厳密に言えば、ネットでの購入なら簡単に見つかるゲーミングチェアです。
しかしこういった機能性の家具の場合、やはり自分で座って試してみてから購入したいものです。
人間の身体は百人百様、個人差がかなりあります。
口コミでいいとなっていても、自分に合うかどうかわかりません。
しかし実店舗で座って試せる店というのは、あまりないのが現状です。
特に地方住まいの人の場合、ここが問題になってきますね。
姿勢はホールドしてくれるけど
作業中の姿勢のホールド感は、ゲーミングチェアはかなりの効果があります。
なので作業中の問題は、まずありません。
しかしそのホールド感でつい時間が長引き、面倒だからここで仮眠、となってしまうのも事実です。
リクライニング機能はまずついていない事はありませんので、仮眠も可能です。
しかしこの座り心地の良さと仮眠も出来るという安心感が、時間の限界を超えさせてしまうことも無いではありません。
仕事や遊びへの集中力が高すぎる人には、逆におすすめできないかもしれませんね。
まとめ
ゲーミングチェアを仕事用に利用する人も増えてきました。
勿論主目的であるゲームプレイに使用している人も、座り心地の良さで増加してきています。
しかし忘れてほしくないのは、そのデメリットです。
身体に対して優しいというのは、時間を忘れさせるということでもあります。
結果、気が付かないうちに身体に大きく負担を掛けることもあるのです。
多くの機能を持っているゲーミングチェアですが、これに甘えすぎずにうまく利用していきたいものですね。