バリカンを赤ちゃんに使うときの注意点は?失敗を防ぐ9つのポイント
バリカンは、赤ちゃんの髪をカットするときも役立ちます。
ハサミよりも素早くカットできるので、動きやすい赤ちゃんに使うなら、ぴったりなアイテムです。
ただし、適当に使っていると失敗してしまうので、注意点もしっかり押さえておくべきです。
ここでは、上手にカットするためのポイントについて、詳しく説明していきます。
目次
使うタイミングを間違えない
赤ちゃんにバリカンを使うときは、まず「いつごろから使えるか」ということが重要になってきます。
いくら素早くカットできるとはいえ、まだ首が座らない状態で使うのはよくありません。
また、あまり小さいときは、わずかな時間でもじっとしていられない場合が多いので、バリカンでもかなり難しいものです。
失敗しないためには、ある程度成長してから行うようにしてください。
生後10ヶ月~1才くらいの時期なら、バリカンによるカットもできるようになります。
目に入りそうなときは切る
赤ちゃんが成長すると、髪は長く伸びることになります。
その髪が目の位置まで伸びてきたら、カットすべきタイミングです。
目にかかるくらい長い前髪を放置していると、目に入って痛い思いをすることがあります。
伸び具合をよく見て、しっかりカットしてあげましょう。
蒸れを防ぐ
成長して髪が長くなると、蒸れることも多くなります。
赤ちゃんは汗をかきやすいため、蒸れがひどいと、頭皮にあせもができることもあるのです。
そのため、伸びてフサフサになってきたときも、散髪が必要なタイミングになります。
赤ちゃんのデリケートな皮膚に負担がかからないように、短くカットして通気性をよくしておきましょう。
場所は浴室で
バリカンを使うときは、刈った髪が部屋に散乱することを避ける必要があります。
あまり散らばってしまうようだと、後始末が大変です。
そうしたデメリットを防ぐなら、場所は浴室にしておきましょう。
排水溝にネットをかぶせてからカットしていけば、髪でつまるようなこともなく、簡単に片づけることができます。
また、散髪後の入浴やバリカンの水洗いもすぐできるので、移動の手間が省けます。
髪をカットしたあとのことも考えて、最適な場所を選ぶようにしてください。
ケープを用意する
もし浴室を使えない事情があるなら、そのまま刈り始めるのではなく、ケープをつけてあげてください。
ケープは、髪の毛の散乱を防ぐだけでなく、赤ちゃんの体に降りかかることも防いでくれる便利なアイテムです。
服が髪だらけになることを避け、後片づけも楽に終わらせたいなら、忘れずに用意しておいてください。
また、ケープの代わりになるものを使う方法もおすすめです。
大きなビニール袋に穴をあけるだけでも、ケープと同じような効果を発揮してくれます。
すぐに用意できないようなときは、そうした工夫をすることも大切です。
落ちた髪を払うものを用意する
バリカンで髪をカットしていると、顔に細かい髪が付着することも多くなります。
それをこまめに払うためのアイテムも、しっかり用意しておいてください。
ガーゼや筆などを近くに置き、顔にかかった髪をすぐ払うようにすれば、赤ちゃんのストレスを軽減することができるのです。
降りかかる髪を不快に感じると、動きが大きくなる可能性もあります。
失敗につながる要素をできるだけ排除するためにも、髪を払うものは必ず確保しておきましょう。
コードレスタイプを使う
バリカンには、常にコンセントにつないでおくタイプと、充電して場所を選ばず使えるものがあります。
赤ちゃんの髪をカットするときは、できるだけ充電できるタイプを選んでおきましょう。
コードがあるものは、作業の妨げになる可能性があります。
赤ちゃんの顔にコードが触れ、不快な思いをさせてしまうようだと、頭を大きく動かしてしまいます。
そんなことでは、スムーズに作業を進めることができません。
また、ユラユラと揺れるコードに興味を持ち、引っ張ってしまうことも考えられます。
それも、失敗してしまう原因のひとつです。
大人のカットなら、コードつきでもそれほどデメリットはありませんが、赤ちゃんはよく動くので、十分注意してください。
髪を濡らしてからカットする
髪の量には個人差がありますが、もし多めでフワフワしているタイプなら、そのまま刈り始めるのはよくありません。
失敗を防ぐためには、霧吹きを用意して、少し濡らすようにしましょう。
適度に湿らせておくと、スムーズに刈り取ることができます。
ただし、濡らしすぎには気をつけてください。
あまり濡らしすぎると髪が肌にくっついてしまうため、余計に難易度が高くなります。
びっしょり濡らすのではなく、少し湿らせるくらいがちょうどよい状態になるので、軽く吹きつける程度にとどめておきましょう。
力を入れすぎない
バリカンで髪をカットするときは、軽く当てることが大切です。
力を入れて押しつけたりすると、頭皮を傷つける可能性があります。
特に、赤ちゃんの場合は要注意です。
赤ちゃんの肌は大人よりも柔らかいので、力を入れたときのダメージが大きくなってしまいます。
怪我を防ぎ、安全にカットしていくためには、常に優しく動かすことを忘れないようにしましょう。
軽く撫でるような動かし方なら、皮膚を傷つけず、きちんと髪だけをカットすることができます。
無理に作業のスピードを上げない
赤ちゃんの髪をカットするときは、ゆっくり行うことも大切です。
急いで素早く手を動かす方法だと、肌が傷つきやすくなります。
また、必要ない部分まで刈るようなミスも増えることになるのです。
失敗しないためには、落ち着いてゆっくりと、丁寧に刈るようにしてください。
時間がないときは避ける
むやみに作業のスピードを上げないためには、散髪のための時間をしっかり確保しておくことも大切です。
時間がないときに済ませようとすると、「早く終わらせよう」という気持ちが強くなり、無駄に焦ることがあります。
しかし、それでは赤ちゃんに負担をかけてしまいます。
安全にカットするためにも、なるべく余裕のあるときに行うようにしてください。
数回に分ける
慌てて失敗しないためには、一度にすべての作業を終わらせるのではなく、少しずつ分けて進めるようにしましょう。
一気に終わらせようとすると、ついスピードを上げたくなってしまうものです。
しかし、それが原因で怪我のリスクを高めてしまうなら、一度で終わらせることにこだわるべきではありません。
安全第一で作業を進めるなら、分割してコツコツ刈るようにしてください。
少し刈るだけなら短時間で終わるため、変に急いで失敗するようなことは少なくなります。
ハサミも併用する
バリカンを使うと、どんどん刈り取ることができるため、髪の量が増えてきた赤ちゃんにはぴったりです。
しかし、バリカンだけではうまく整えられないこともあるので、細かい作業はハサミで行うようにしましょう。
すきバサミで髪の量を減らし、全体のボリュームを調整してください。
そうすると、バランスよく仕上げることができます。
まとめ
赤ちゃんの髪をバリカンでカットするなら、ここで紹介した注意点はしっかりチェックしておきましょう。
注意点を無視して作業をすると、思わぬ失敗をすることがあります。
髪が散らかるくらいならまだしも、赤ちゃんの頭皮を傷つけるようなことは、確実に避けなければなりません。
細かいポイントもきちんと押さえて、バリカンを上手に使うようにしましょう。