上げすぎもダメ!加湿器で目指すべき湿度ってどのくらい?

加湿器

加湿器を導入するのは、当然部屋の湿度を上げるためですよね。

でも、部屋の湿度調整というのは意外と難しいものです。

上げすぎるとそれによってカビが生えやすくなってしまいますから。

では、加湿器を使う際には、部屋の湿度がどのくらいになることを目指して使用すればいいのでしょうか?

ここではそんな湿度の目安を紹介していきます。




部屋の湿度は60パーセントくらいが適切

加湿器で部屋を加湿する際の部屋の湿度の目安は、だいたい60パーセントくらいになります。

それよりも低いと加湿は十分でなくなってしまいますし、それよりも高いと今度はカビが発生しやすくなってしまいます。

だから、湿度が60パーセント前後になることを目指して加湿器を使用していってください。

部屋に湿度をはかるものも用意しておくべき

加湿器には湿度の設定があるものがほとんどでしょう。

もちろん中にはないものもありますが、部屋用の大きなものであれば、だいたいのものに湿度の設定はついているのではないでしょうか?

だから、ついついそれで設定すれば大丈夫だろうと思ってしまうでしょう。

でも、あまりそれを信じすぎるのはよくありません。

というのも、やっぱり湿度や温度というのは自分では正確にはわかりませんよね。

だからたとえば、60パーセントに設定したのに実は湿度は70パーセントくらいになっていることもあるかもしれません。

暖房の設定だってそうでしょう。

20度に設定しているからって、部屋の温度がしっかりと20度になっているとは限りません。

なので、あまりその設定をうのみにせずに、部屋に湿度をはかるものを用意するべきです。

そしてもしその数値が60パーセントよりも高くなってしまっていたら、加湿器の設定を少し下げるようにするんです。

そうすれば、知らない間に部屋の湿度がすごく高くなってしまっていたということを避けることが出来るようになります。




カビが生えると体調にも影響を与える

カビが生えたところで別に、部屋がちょっと汚くなるだけじゃないかと思っている方も多いかもしれません。

でもそんなことはなく、カビが生えるというのは、人体にすごく影響を与えるものなのです。

まずカビの胞子が体内に入り込む可能性がたかくなりますよね。

それで体調を崩すこともでてきます。

カビが生えたものを体内にとりこむことも

また普段口にするものにカビが生えたりする可能性も高くなります。

たとえば外に出しているパンなどに、知らないうちにカビが生えていたりすることもあるんです。

それが明らかなカビであれば、食べる前に気が付くでしょう。

しかし常にそうしたわかりやすい形でカビが生えるとは限りません。

パンの内部にだけそっとカビが生えているということもあるものです。

その場合には、注意深く断面を見ないと気が付きませんよね。

一口を大きめにしていたら、全く気が付くことなくカビを体内に入れているということだって出てきます。

もちろんカビが生えたものを体内に入れたら、すごく体調を崩します。

上からは嘔吐をして、下からは下痢をしてという風に、トイレから出られなくなってしまう可能性は高いです。

カビというのはそれくらいに怖いものなのです。

湿度が低くくても風邪などのリスクはある

湿度を上げすぎるとこんな風に身体を壊す可能性があるわけですから、加湿器を使うにしても60パーセントといわず50パーセントくらいにして、湿度は上げすぎないほうが良いなと思っている方もいるかもしれません。

確かにそれは間違いではないです。

でも、上げないようにしたらそれでいいというわけではありません。

湿度が高いことも確かに体調不良につながりますが、湿度が低いことも体調不良につながるんです。

湿度が高いとカビなどが活発になりますが、湿度が低いと今度は風邪やインフルエンザなどのウイルスが活発になってしまいます。

特にこの2018年2019年シーズンは、インフルエンザがすごく猛威をふるっていますよね。

周りにも、インフルエンザでダウンした人がすごく多いのではないでしょうか?

だから少しでもそのウイルスが活動しづらいように、湿度は高めておくべきなのです。

しっかりと湿度計を用意して、60パーセント前後に保つようにしていってください。

湿度だけでは温度にも注意

湿度は60パーセントくらいに設定しておくべきですが、では湿度を60パーセントくらいに設定しておけばそれだけで安心かというと、全くそんなことはありません。

もちろん加湿器で設定できるのはそれくらいなので、加湿器自体にはこれ以上特にすることはありません。

でも、部屋においては、まだまだすることがあるんです。

それが、温度の設定です。

カビには、活動しやすい温度というのもあるんです。

だから、たとえ湿度を適切な60パーセントくらいにしていても、温度が高すぎたりしたら、カビが発生しやすくなってしまう可能性は出てきます。

その結果、体調を崩してしまうようになるんです。

そうならないようにするためにも、どうせ加湿器を使うのであれば、湿度だけではなく温度にも気を使っていってください。

19度くらいが適切

では、部屋の温度の設定はどのくらいが適切になるんでしょうか?

部屋の温度の設定は、19度くらいが適切になります。

というのも、20度以上になると、カビは活発に動きやすくなってしまうんです。

だからまずそれは避けたい。

じゃあ16度くらいにしておけばいいのかというと、そういうことでもありません。

16度くらいにしておくと、今度はすごく寒く感じてしまいます。

つまりシンプルに身体が冷えてしまうのです。

身体が冷えてしまうと、当然それをなんとかしようとしてエネルギーを使うようになります。

それを繰り返しているうちに、次第にエネルギーが足りなくなり、免疫力が落ちて、風邪をひきやすくなったりするんです。

加湿器を使っているのに温度が低いせいで風邪をひいていたら元も子もありません。

とはいえ、温度を上げすぎてしまってカビが生えやすくなってしまうというのも困る。

だから、部屋の温度は19度に設定するのがおすすめなのです。

部屋は時折開放してあげること

湿度は60パーセントくらいに設定して、温度は19度くらいに設定する、それが適切な温度や湿度の設定ですが、ではその設定に出来たらあとはそのままでいいのかというと、やはりそういうわけではありません。

湿度や温度が適切になったとしても、まだまだするべきことはあります。

それが、時折部屋を喚起するということ。

確かに適切な湿度や温度になったらそれをキープしたいとは思うでしょう。

それもわかりますが、ずっと喚起をしないでいたら、どんどん部屋はくぐもってきます。

今一綺麗ではない空気が部屋を蔓延していたら、部屋の湿度や温度が適切でも体調を崩してしまう可能性は高くなるんです。

だから、1日に1回か2回くらいは部屋の窓を開放して、空気の入れ替えをしてください。

ただそれだけでも、すっと部屋の空気が変わり、カビが生えづらくなったり、体調を崩しづらくなったりしますから。

まとめ

加湿器の湿度の設定は、是非60パーセント前後にしてみてください。

そしてそれに加えて部屋の温度を19度くらいに設定して、時折部屋の窓を開放して空気の入れ替えをする。

何事も適度にするのが肝心だということです。

是非これらのことを参考にして、体調を崩しづらい部屋を作っていってください。

体調を崩してもいいことは何もありませんから。






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