セルフカットも難なくできるバリカンの機能と効果的な活用方法
バリカン製品の価格は、1000円代のような安いものから、1万円以上する高価なものまで幅広くあります。
高いものは高性能ですが、安い価格帯のものでも使う人のニーズによって十分な機能を持っています。
価格帯だけではなく、自分のニーズに合ったバリカンが最も使いやすいものです。
また、バリカンを上手に使うために、使用中に心がけておきたい点があります。
目次
バリカンは長期使用が可能な家電製品
バリカンは、長い期間を使い続ける可能性が高い家電製品です。
家電製品の中には、パソコンのように頻繁に使用し、また精密機械であることから耐用年数が短めのものもあります。
バリカンの場合は、毎日のように使用するものではなく、使用頻度は限られているためそれだけ長持ちします。
家族が共同で利用する場合であっても、毎日利用するような家電製品とは状況が違います。
したがって、バリカンは購入すればかなりの長期使用が予想されるため、最初の選び方が大切です。
継続使用できる自分に合ったものを購入すれば、長期に渡って理髪代を節約することができ、費用対効果の極めて高い家電製品と言えるでしょう。
低価格なものでも基本的な機能はしっかり備えている
バリカンの価格帯は様々ですが、低価格なものと高価格なものとでは機能性に違いがあります。
高価格なものはそれだけ機能面で優れており、カットの際の色々な要望に応えることができます。
これは、安いものがダメという意味ではありません。
髪型に求めるものは人それぞれです。
シンプルな髪型の人は、そこまで機能の高いバリカンは必要でない場合が多いでしょう。
極端に言えば、丸刈りの場合なら、最も安い価格帯のものでも十分です。
しかし様々な髪の長さをアレンジしたい場合は、アタッチメントなどの種類が豊富で、色々な長さが実現できるものを選ぶ方が効果的です。
製品によっては0.1mm刻みで長さ調整が可能なものもあり、細かな調整ができれば切りすぎる心配もなく便利です。
そこまで必要がないのであれば、アタッチメントの数が少ないものでも十分に対応できます。
シンプルな髪型で、初めて利用するような場合は、求めやすい価格の製品で試してみることも有効かもしれません。
適切であればそのまま継続して利用すればいいですし、機能面で物足りなければさらに充実したものを購入して両方を使い分けることもできます。
今後様々な髪型にチャレンジしたい状況が予想されるなら、最初から機能性の高いものを選んでもいいでしょう。
セルフカットと他人にカットしてもらうことの違い
バリカンを購入する場合には、どのような利用方法をするのかを考えておく必要があります。
「自分自身でカットするのか」「家族の誰かにカットしてもらうのか」「美容師や理容師のように仕事として使用するのか」などです。
仕事で利用する場合は、高機能なものであればお客さんの様々なニーズに対応しやすくなるでしょう。
自分用に使用するにしても、セルフカットと家族にカットしてもらうのとでは状況が違います。
誰かにカットしてもらうのは楽ですが、自分で行うとなると鏡を見ながら手際よく使いこなしていく必要があります。
特にセルフカットでは軽いバリカンが有効
セルフカットの場合は、それに適したバリカンを購入することが大切です。
ポイントとしては、バリカンの重量がどの程度かということです。
自分でカットする場合は、人にカットしてもらうよりも時間がかかります。
鏡を見ながら、確認しにくい部分のカットもしなければならず、どうしても慎重に行う必要が出てきます。
重いバリカンでは、長時間の使用が疲れを引き起こし、手元が誤る可能性も考えられます。
軽いバリカンであれば、使い回しもよく、よりミスを少なくすることが可能になるでしょう。
ここで大切なことは、価格と重量とはあまり関係がないという点です。
バリカンは手による使用のため、どのような製品も全体的に軽い重量になっています。
しかしその中でも重量に違いがあり、必ずしも価格帯と重量が比例するわけではありません。
高い価格でも重量的に重めのものもあれば、安い価格で軽い場合もあります。
購入する際に実際に製品を持ってみて、各製品を比較してみるのもいいでしょう。
握りやすさの確認も大切です。
インターネットで調べる場合は、それぞれの製品の重量が明記されているため、同じ機能であれば重量的に軽いものを選ぶのはメリットがあります。
音の静かなバリカンは使い心地が快適
どのような家電製品のそうですが、「静音性」は意識しておきたいポイントです。
特に一人でカットする場合は時間的に長くなることから、音のうるさいものは使用しにくくなります。
家族と一緒に住んでいれば、気を使う面もあるでしょう。
静音性の高いバリカンであれば、音を気にすることなく長時間の使用も快適です。
静音性を重視したものは使い心地がいいため、バリカン利用から遠ざかるデメリットも解消できます。
自分だけではなく、子供の髪をカットしてあげる場合にも、音を嫌がられる心配がありません。
切れ味のいい製品はカット時間短縮に有効
切れ味が優れたものは、素早いカットが可能で、カット時間を短くすることができます。
ただでさえ時間が長くなりがちなセルフカットにとって、これはとても有効です。
刃に工夫を施して、切れ味をさらに高めたバリカンもあります。
また、使用後は刃にオイルを付ける必要のある製品が多いですが、オイル不要なものであれば使用後も楽です。
また、肌に対する刺激を軽くした刃を搭載している機種もあります。
充電機能が充実したものは使いやすい
充電式のバリカンはコードレスのため、場所を選ばずに利用ができて使いやすいですが、充電が途中で切れてしまう心配もあるでしょう。
頻繁な充電が必要であれば、使い勝手が悪くなるのは当然です。
一度充電すれば、できるだけ長い時間使えるものが便利です。
製品によっては、短時間の充電で長時間の使用が可能な優れた機種があります。
充電時間の短さもそうですが、長時間利用できるのは充電の面倒を少なくすることができるため効率的です。
セルフカットを上手にするために必要なこと
セルフカットする場合には、最初はどうしても慣れないため思うようにいかないこともあるでしょう。
失敗して切りすぎてしまったり、上手に髪を整えることができなかったりすると、「バリカンが苦手」と思い込んでしまうこともあるかもしれません。
しかし、慣れればかなり完成度の高い髪型も可能ですし、定期的に美容院や理髪店で髪型を整えてもらうこともしながら、少しずつバリカンの使用量を増やしていくことも効果的です。
時間的な余裕を持ってカットを行うことが大切
バリカンの利用に際して意識すべき点は、時間をかけて余裕を持ちながら行うことです。
慣れてくれば時間を短くすることは可能ですが、慌てて早くしようとすると失敗する可能性が高くなります。
ゆっくり行うことで、カットの長さを少しずつ変えていくなど、切りすぎの失敗を防ぐこともできます。
長さを多く残しておけば、後からの修正も可能です。
練習のつもりで少しずつ進めていき、鏡で前面、後面、側面など様々な角度から髪型を鏡で確認しながら行っていくことがおすすめです。
また、バリカンを使う前に、仕上がりの髪型を自分の中でイメージすることが大切です。
イメージがなく進めていくと適当な切り方になってしまい、バランスの悪い髪型になる可能性があります。
イメージがあれば方向性が決まっているので、それに合わせて上手にバリカンを使っていくことができるでしょう。
セルフカットの動画を観るのも、わかりやすくて参考になります。
まとめ
セルフカットは難しいと思われがちですが、バリカンの機能をしっかり理解し活用すれば、その疑念をなくすこともできます。
ある程度の慣れは必要ですが、使い方をマスターすれば実に簡単に、そして思い立った時に利用できるのがバリカンのメリットです。
最初は簡単な髪型からスタートし、少しずつ細かな髪型にチャレンジしていくことも効果的です。