ゲーミングチェアと普通のオフィス用椅子の違いって何?
最近では、ゲーム用としてではなく、仕事のためにオフィスにゲーミングチェアを導入したという方も増えてきています。
でも普段ゲームをしない人からしてみれば、オフィスにわざわざゲーミングチェアを導入することにどんな意味があるのか。
そもそも普通のオフィス用の椅子とゲーミングチェアの違いって何なのか?
と気になりますよね。
ここではそんな、ゲーミングチェアとオフィス用の椅子の違いについてみていきます。
座り姿勢に負担が少ないのがゲーミングチェア
ゲーミングチェアは、人間工学をもとにして、なるべく座っている状態で身体に負担がかからないように作られています。
座っている姿勢というのは、人の体にすごく負担を与えるので、なるべく負担がかからないようにしてくれるというのはすごく大きなポイントになります。
もちろんオフィス用の椅子だって、ある程度そうした座っている状態の負担を感じさせないように作られているものです。
でもそこまでそれに力を入れているわけではありません。
だからそこの性能の差はすごく大きいのです。
何時間座っていても疲れないわけではない
このようにゲーミングチェアは人間工学をもとに、座っている状態での身体への負担をなるべく少なくしてくれている椅子だと聞くと、何時間座っていても疲れないのではないか?
とおもいますよね。
でも当然ながらそんなことはありません。
何時間座っていても疲れない椅子なんていうものはまず存在せず、座っていれば座っているだけ疲れは蓄積していきます。
それはたとえゲーミングチェアであっても同じ話です。
ただその蓄積の度合いが、他の椅子と比べると少なくなっているというだけの話です。
そう聞くと、あまりゲーミングチェアに魅力を感じない方もいるかもしれません。
でも、そのちょっとした差がすごく大きいこともあります。
特に仕事で使用するという場合には。
ゲームで使用する場合には、休みの日に、長くても10数時間くらい座っているだけでしょうから、その差はそこまで大きくは出ません。
でも仕事で使用する場合には違います。
仕事の場合には、最低でも毎日8時間は座りますよね。
それが週に5日ないしはそれ以上。
そうなると、当然ちょっとした疲労蓄積レベルの差も、1週間ですごく大きくなるのです。
それが何カ月も続くわけですから、1年後には本当に大きな差になります。
だから、座り仕事の人にはゲーミングチェアはおすすめできます。
正しい姿勢をキープしやすい
もちろんゲーミングチェア自体が、高いクッション性があったりして、体重の負担を感じづらいようにしてくれているということもありますが、ゲーミングチェアで座っているときの負担を減らせるというのは、それだけでできているわけではありません。
ゲーミングチェアで座っている時の身体への負担を軽減できているのは、ゲーミングチェアが正しい姿勢を作ることをサポートしてくれているからでもあります。
一般的な椅子とは違い、ゲーミングチェアは少し身体を包み込むような、高いフィット感のある背面になっていることが多いです。
それは、そうして身体を包み込んで、それによって体重を逃がしやすい姿勢をキープしやすくしてくれているから。
正しい姿勢でいるのは本来意外と大変
慣れてしまえば、逆にその姿勢でいる方が楽になりますが、慣れるまでは、正しい姿勢で座るというのは意外と大変です。
特に仕事をしている時にはより大変になります。
仕事をしているときには、座り姿勢に集中することが出来ません。
まず基本的に、仕事に集中しないとなりませんから。
そして仕事は、スムーズに運ぶとは限りません。
むしろうまくいかないことが多いでしょう。
そうして仕事がうまくいかなくなってくると、焦りや苛立ちからどんどん姿勢は悪くなります。
そしてそれが負担の増加につながり、疲労につながるのです。
ゲーミングチェアはそれを防いでくれるわけです。
椅子自体が正しい姿勢でいることをサポートしてくれていたら、意識しないでも正しい姿勢でいることが出来るようになりますよね。
結果、負担が減るのです。
この機能はすごく大きいでしょう。
疲労減以外にも効果的
この正しい姿勢でいることをサポートしてくれるというのは、疲労減以外にも効果的になります。
たとえば正しい姿勢でいるようにすれば、内臓も正しい位置にキープされるようになります。
その結果、ぽっこりお腹の予防や改善も期待も出来るんです。
ぽっこりお腹は、内臓が下がってきてしまっているからなっていることも多いですから。
また、正しい姿勢で座っていれば骨盤などが歪むことがありません。
なので身体のゆがみを予防したり、身体のゆがみを直したりすることも期待できます。
そうした付加価値もあるので、正しい姿勢でいることをサポートしてくれるというのはすごく大きいです。
高さ調節の出来るひじ置きがある
ゲーミングチェアには高さ調節の出来るひじ置きがあることが多いです。
オフィス用の普通の椅子にも、ひじ置きはあることが多いですよね。
でもそれらの多くは、高さを調節することが出来ないのではないでしょうか?
角度を変えたり、回転させて取り除いたりすることはできるようになっているものもありますが、高さが変わるものはあまりありません。
ただこのひじ置きの高さが変わるというのも、じつはすごく効果的なことなのです。
ひじ置きの高さが変わるメリット
ひじ置きの高さが変わったところで、それには別にメリットなんてないと思っている方も多いかもしれません。
でも、ひじ置きの高さをいじることが出来れば、首や肩にかかる負担を抑えることが出来るようになるんです。
ひじ置きは、高さをいじることが出来ないと、姿勢によってはそれを使えないことも出てきます。
ひじ置きがないと、首や肩の筋肉でそれを支えることになります。
それが余計な負担になり、肩や首がこってきてしまうのです。
肩や首がこると、そこから腰が痛くなってきたりして、作業の支障をきたすことがあります。
だからそうならないように、ひじ置きでそれをサポートするのです。
それがしやすいのがゲーミングチェアになるというわけです。
リクライニング機能があるのも特徴
もう一つゲーミングチェアと普通のオフィス用の椅子の違いを上げるならば、リクライニング機能があります。
ゲーミングチェアにはリクライニング機能がついています。
だからたとえば、車や電車の椅子のように、角度をつけたところで固定できるようになっています。
それに対してオフィス用の椅子の多くは、固定はできません。
角度をつけることはできることもありますが、その角度で固定することはできないのです。
しばらく楽な姿勢をとれる
リクライニング機能がついていると、それによってたとえばメールの返事待ちの時間や、何かのアップロードを待っている時間で、しっかりと楽な姿勢をとることが出来ます。
そうすることによって、身体への体重のかかり方を変えることが出来るので、身体を支える筋肉を休ませることが出来るんです。
それもまた、疲労の軽減につながります。
まとめ
ゲーミングチェアとオフィス用の椅子は、機能的に大きな差があります。
どちらも椅子であることは間違いありませんし、より仕事の効率を上げてくれそうなのはゲーミングチェアになります。
だからできればゲーミングチェアを導入してみると良いでしょう。
ただ、基本的には高価なものが多いので、その点がネックになりますね。