バリカンを選ぶときにチェックすることは?注目すべき5つのポイント
バリカンは、セルフカットなどで役立つアイテムであり、家に1台あると、なにかと便利に使うことができます。
ただし、購入するなら、慎重に選ぶようにしてください。
適当に決めたりすると、便利どころか、使いにくいものを買ってしまうことがあります。
では、選ぶときにチェックすべきポイントについて、詳しく説明していきましょう。
電源方式の違い
バリカンは、電源方式によって4つのタイプに分けることができます。
選ぶときは、その点をしっかり把握しておいてください。
自分に合ったタイプを選んでおかないと、使うときに困ってしまうことがあります。
では、それぞれの特徴を簡単に説明していきましょう。
充電式
バッテリーを搭載した充電を行うタイプです。
しっかり充電していれば、コンセントもコードも必要ないため、場所を選ばずどこでもカットを行うことができます。
ただし、バッテリー切れになった場合は、もう一度充電しないと使うことができないため、連続使用時間を見落とさないようにしてください。
充電しても短い時間しか動かないものだと、使いにくさを感じることになります。
カットの途中で止まるような事態を避けるためには、1時間くらいたっぷり使えるものを選んでおきましょう。
バッテリーが長くもつ製品なら、頻回に充電しなくても、すぐ止まるようなことはありません。
また、寿命にも注意してください。
バッテリーの寿命は3~5年ですが、バッテリーだけ取り寄せて交換しようとすると、本体をまるごと買い替えるくらいの値段になることもあります。
そのため、「バッテリーの寿命と本体の寿命は同じ」と考えておくようにしましょう。
交流式
コンセントにつないで使うタイプであり、ストレートに「コンセント式」と呼ばれることもあります。
充電式と違い、停電にでもならない限り途中で止まる心配がなく、事前に充電して準備する必要もありません。
そのかわり、コンセントがないと使うことができないため、場所が限定されてしまいます。
充電式なら、庭に持ち出して使ったりもできますが、交流式はコードが届かないと無理なので、場所を選ぶときは注意してください。
また、他のタイプより安いことも特徴のひとつです。
初めてバリカンを購入する人で、「とりあえず試してみたい」という場合は、交流式をおすすめします。
兼用
充電式と交流式の特徴を併せもつ兼用タイプは、使いやすさを求めるなら最適です。
ふたつの電源方式を選んで使えるようになっているため、途中でバッテリーが切れても、コンセントがあればすぐに作業を再開できます。
値段は少し高くなってしまいますが、「バッテリーが切れた」「コンセントがない」といったデメリットを確実に回避したいなら、このタイプを選んでおけば安心です。
電池式
電池を入れて使うタイプであり、交流式と同じく、コンセントがなくても使えます。
ただし、他のタイプに比べて若干パワー不足であることは否めません。
そのため、切れ味などを求めているとがっかりすることもありますが、「携帯用として手軽に使えるものが欲しい」という目的があるなら、十分便利に使うことができます。
アタッチメント
バリカンを選ぶなら、アタッチメントの種類もしっかりチェックしておきましょう。
種類が多いと、幅広く活用できて便利です。
例えば、家族で使うときは、それぞれの髪に合ったものを選ぶことで、最適なカットができるようになります。
使うのが自分だけであっても、髪型を変えたいときなどは役立つものです。
違う長さに対応できないものだと、髪型を変えるために別の製品を購入しなければならない場合もありますが、種類が多いなら問題はありません。
希望の髪型に合いそうなものを選択すれば、余計な出費を抑えつつ、簡単にカットできるのです。
5~6種類くらいあると、できることの幅がかなり広がるので、対応力の高いものを選んでおきましょう。
細かく調整できるものを
アタッチメントには、取り替えるタイプと、本体に付属した一体型があります。
本体についたものを調整しながら使う場合は、なるべく細かく変えられるものを選ぶようにしましょう。
大雑把にしか調整できないようだと、微妙に長さを変えたいときなどは、困ってしまいます。
「カットしすぎて失敗した」という事態を回避するには、できるだけ細かい方が適しているのです。
初心者だと、うっかり間違えてしまうことも多くなるので、残念な失敗を防ぐためにも、どのような調整ができるのか、よく見ておいてください。
刈り高さ
アタッチメントをチェックするときは、刈り高さも確かめておくことをおすすめします。
刈り高さは、カットしたあとに残る髪の長さを決めるポイントになります。
例えば、刈り高さが5mmであれば、髪を5mm残してカットすることができるのです。
この刈り高さはアタッチメントによって変更できるので、種類をチェックするときは、どれくらいの長さがあるのか、必ず確かめるようにしましょう。
自分に合った刈り高さになるアタッチメントがあれば、失敗したりせず、きれいに整えることができます。
サイズ
サイズが合わないバリカンは、使いにくさを感じてしまうことがあります。
大きすぎてしっかり握れないようだと、うまくコントロールできなかったり、途中で落としたりすることがあるため、失敗の原因になってしまうのです。
また、小さすぎる場合も、持ちにくく感じてしまうことがあります。
そのようなサイズのデメリットを防ぐためには、見た目だけで決めず、きちんと手に取って確かめるようにしましょう。
ただ見ただけでは、実際に持ったときの感覚はよくわかりません。
本当に使いやすいかどうか判断するためには、実物を持ってみることが一番確実な方法なのです。
買ったあとでがっかりしないように、ぜひ店頭で試してみてください。
静音性
使うときにやたらと大きな音が響くものは、気軽に利用できなくなってしまいます。
下手をすると近所に迷惑をかけることもあるので、早朝や深夜に使う場合は注意が必要です。
音のトラブルを防ぐためには、なるべく静音性の高い製品を選んでおきましょう。
静音タイプのものは、少し値段が高くなってしまいますが、うるさい音はしっかりと抑えられています。
それなら、周囲に迷惑をかけるようなこともないため、安心して使うことができるのです。
メンテナンスの方法
バリカンは、手入れをせずにただ使い続けていると、切れ味が落ちてきます。
刃先に細かい髪が挟まり、本来の性能を発揮できなくなってしまうのです。
そうした劣化を防ぐためには、使ったあとのメンテナンスが欠かせません。
とはいえ、その方法が面倒なものだと、さぼりたくなってしまうこともあります。
こまめに手入れをして切れ味を維持するには、水洗いが可能な製品を選んでおきましょう。
防水仕様のものは、水で手早く洗うことができるため、手間はかかりません。
簡単な作業で済むなら、こまめに行うことも可能になります。
メンテナンスのしやすさをしっかりチェックして、本当に便利なものを見極めていきましょう。
まとめ
バリカンを選ぶときは、なんとなく値段や見た目だけで決めたりせず、ここで紹介したようなポイントをしっかりチェックしてください。
電源方式の違いやアタッチメントをよく考えずに選ぶと、買ってしまったあとで、予想外の使いにくさに戸惑ってしまうこともあります。
きちんとポイントを押さえた選び方をしていれば、そうした失敗を防ぐことができるのです。