ツーブロックで失敗しないためにはバリカンをどう使うべきか?  知っておきたい4つのテクニック

バリカン

男性のヘアスタイルとして流行しているツーブロックは、バリカンを用意すれば自分でも作ることが可能です。

セルフカットでツーブロックに挑戦する男性も増えていますが、基本技を知らなかったために失敗する人が少なくありません。

ツーブロックで失敗しないために知っておきたいバリカンの使い方について、4つの基本的なテクニックを解説します。

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バリカンで刈る部分と刈らない部分を分ける作業

ツーブロックとはその名の通り、バリカンで刈る部分と刈らない部分で髪の毛全体を大きく2つのエリアに分けるようなヘアスタイルです。

側頭部の一部分だけを刈り上げたり、襟足付近まで含めて一周するように刈り上げたりなど、ツーブロックにもいろいろなパターンがあります。

バリカンで刈り上げる個所以外はある程度の長さを保つことで、刈り上げ部分とのコントラストをつけるのがツーブロックを効果的に見せるポイントです。

自分でバリカンを購入してツーブロックのセルフカットに挑戦する場合にありがちな失敗は、上の方の余計な部分まで刈ってしまうようなケースです。

バリカンを使用する際にはそうしたミスを防ぐために、2つのエリアをきっちりと分ける必要があります。

ブロッキングにはダッカールかヘアピンを使用

セルフカットでツーブロックに挑戦して失敗した人に多いのは、バリカンで刈り上げる部分とそれ以外の部分を分けるブロッキングが不十分だったという例です。

バリカンを使ってツーブロックを作る場合に成否の鍵を握るのは、このブロッキング作業にかかっていると言っても過言ではありません。

事前にどの範囲まで刈り上げるのかを決め、ブロッキングするラインを描くようにして髪を分けておけばバリカンも安心して使うことができます。

刈り上げない部分の髪が落ちてこないようにずっと片手で押さえ続けるのも大変ですので、ダッカールやヘアピンなどを使って留めるのが一般的です。

ヘアバンドを使って髪を束ねて落ちてこないようにするようなやり方でも、ダッカールの代用とすることができます。

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バリカンの基本的な使い方

しっかりとブロッキングを施したらいよいよバリカンの出番となりますが、充電式のバリカンを使っていて途中でバッテリーが切れてしまっては洒落になりません。

バッテリーが切れてもコンセントから電源を取れる充電交流式でない限り、事前にバリカンをフル充電しておくことが欠かせません。

たいていのバリカンは刈り上げの長さを調節できるアタッチメントが付属していて、ミリ単位で数十段階に長さを微調整できる機種もあります。

ツーブロックで刈り上げる場合の長さは6mmから9mm程度に設定するのが一般的ですが、すっきり感を強く演出するために6mmより短く設定する場合も少なくありません。

アタッチメントを装着するとその分だけバリカンの刃が浮いた状態で進む形となるので、設定した長さで揃えて刈れる仕組みです。

適切な長さのアタッチメントを装着したらバリカンの電源を入れ、刈り上げる部分をなぞるようにして髪を刈っていきます。

下側から刈り上げていくのがコツ

バリカンの先端には上下2枚の刃がついていて、可動式となっている上の刃が高速で動きながら下の刃との間に髪の毛をはさんで切る構造となっています。

生え際に近い下側から上の方へと刃をゆっくり移動させていくイメージで刈るのが、バリカンの基本的な使い方です。

髪の毛はだいたい下向きに生えているため、髪の毛の向きに逆らうようにしてバリカンを動かした方が効率よく刈れます。

刈り上げる部分の髪をあらかじめ逆立てるようにしてのが、バリカンにかかる負担を軽くして楽に刈るコツです。

慣れないうちは利き腕と反対側を刈るのが難しいと感じますが、慣れてくれば利き腕でない方の手でも刈れるようになってきます。

グラデーションをつけるテクニック

ツーブロックは刈り上げ部分とそれ以外の部分との落差を目立たせるヘアスタイルとも言えますが、セルフカットだとその段差が不自然になりがちです。

もっと自然に仕上げたい場合には、美容院で刈り上げてもらうようにグラデーションをつける必要も出てきます。

セルフカットはあくまでも美容院代を節約する手段と考えられているため、そういうプロ並みのグラデーションをつけるのは難しいというイメージもあります。

バリカンに装着するアタッチメントの刈り高さを少しずつ変えていけば、セルフカットでグラデーションを作ることも決して不可能ではありません。

もみあげ付近や襟足部分は短く刈り、上に行くに従って長くなるようにアタッチメントのサイズを細かく調節するのがコツです。

アタッチメントの種類が多いバリカンほど有利

刈り上げ部分にグラデーションをつけるには最初に最も短くする部分から刈り、一番長い部分は最後に刈るようにするのが基本です。

3mmから6mm、9mmというように3種類のアタッチメントでグラデーションをつける場合は、3mmからスタートすることになります。

通常のアタッチメントを使ってもグラデーションは作れますが、仕上げにすきバサミを使用するとさらに完成度が高まります。

すきバサミは毛量を調節するのに使われる専用のハサミで、セルフカットでツーブロックを作る場合に生じる不自然な段差をぼかすのに便利です。

バリカンの中にはすきバサミと同様の機能を持つアタッチメントが付属している製品もありますので、自分ですきバサミを使う自信がないという人におすすめです。

そうしたすき刈り用も含め、アタッチメントの種類が多いバリカンほどツーブロックを自然に仕上げるのに有利となってきます。

側頭部より難易度が高い襟足の刈り上げ

バリカンを使って側頭部を刈り上げる作業は自分で鏡を見ながらやれるので、均一に刈るようにするのもうまく調節しやすいものです。

襟足付近まで一周するように刈り上げる場合は普通の鏡だと後頭部が見えないため、手探りで刈っていて失敗する恐れが出てきます。

襟足付近の刈り上げが側頭部よりも難易度が高いのも事実ですが、襟足にバリカンを使わないとなれば何パターンもあるツーブロックの選択肢が限られてしまいます。

セルフカットでツーブロックを維持するのは側頭部に限定し、襟足部分の刈り上げは数ヶ月に1回程度美容院でやってもらうという人も少なくありません。

側頭部だけでもバリカンを使って自分で定期的に刈り上げていればだいぶ違ってきますが、この間にも襟足部分は伸びっぱなしとなるためツーブロックのバランスは悪くなってしまいます。

バリカンの使い方をうまく工夫すれば、セルフカットでも襟足付近を刈り上げることは十分に可能です。

三面鏡は襟足の刈り上げに必須

鏡を2つ用意して合わせ鏡にすれば後頭部も見えるようになりますが、この方法だと視野が狭いので見づらいのが難点です。

そんなときに役立つのが広い視野のまま襟足部分まで確認できる三面鏡で、襟足をバリカンでセルフカットするための必需品とされています。

もみあげから側頭部にかけては2週間に1回程度バリカンで刈り上げ、襟足は月に1回だけ刈り上げれば、美容院を頼らなくてもツーブロックのヘアスタイルを自分で維持することができます。

襟足の部分も側頭部と同様に、刈らない部分の髪が落ちてこないようにダッカール等を使ってのブロッキングが欠かせません。

自分でツーブロックのヘアスタイルを作るには、バリカンに加えてこうした三面鏡とダッカール類にすきバサミさえ用意すればだいたいは事足りるのです。

まとめ

流行のツーブロックも美容院でセットしてもらうと1ヶ月ほどで刈り上げ部分が伸びてしまい、全体のバランスが崩れてしまうことも避けられません。

そのたびに美容院へ通っていては料金も馬鹿になりませんが、バリカンを使えば自分でツーブロックの状態をリフレッシュできます。

以上に挙げた4つのテクニックを心がけていれば慣れてくるに従ってバリカンも上手に使えるようになり、完成度の高いツーブロックを自分で作れるようになるのです。






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