自宅でヘアカットしたい時には。バリカン選びの4つのポイント
従来ヘアカットはプロの理容師に任せるものでしたが、最近は自宅で家族や自分の髪を切る人も増えてきました。理容室などに出かけなくても手軽にカットできるバリカンが、市販されているからです。その時、どのような基準でバリカンを選んだらよいのでしょうか。
気を付けるべき4つのポイント
電源の方式
昔のバリカンは、コードをコンセントにつないで使うものがほとんどでした。そのため、頭の周りを順番にカットしていく間に、コードが邪魔になったり絡まったりすることも多かったのです。しかし、最近のバリカンのほとんどがコードなしでも使えます。ただし、その方式は充電式のものと電池式のものがあります。電池式のものは価格が安いのですが、途中で電池が切れてしまったりするし、電池を買う必要があるので注意しましょう。また、充電式のものでもどのくらいの時間使えるのかチェックが必要です。なかにはコードの接続ができるものもあるので、時間が足りなくなる心配がある人はコードを接続したままカットすることができるものを選ぶ必要があります。なお、海外で生活する可能性がある人や、海外旅行先で使いたい人は、専用の充電アタッチメントが付属している製品もあります。
アタッチメント
ヘアカットをする際に、髪の長さを調節する付属品がアタッチメントです。バリカンには、通常いくつかのアタッチメントがついており、これを付け替えることで短くしたり長くしたりできます。また、髪の長さを一定にするのではなく、自然にグラデーションをつけるためのアタッチメントもあります。理容師さんの「すきばさみ」のような効果が得られるので、仕上がりがワンランクアップします。また、カットするのが難しい耳回り専用のアタッチメントがついているものもあります。購入の前には、このようなアタッチメントの種類にどのようなものがあるかチェックしましょう。
重さ
長時間バリカンを使っていると、結構疲れるものです。重さや大きさが自分にとって使いやすいものかどうか、確認することが大切です。充電式のものはやや重く、電池式の方が軽いものが多いようです。充電式のものでも重さは様々なので、必ず確認してから購入しましょう。
お手入れ
バリカンを使った後は、細かい毛を払い落としたり、髪の油をふき取ったりする必要があります。最近のバリカンの中には、ヘッド部分を水洗いできるものも出てきました。お手入れの仕方が簡単かどうか、ということも購入の際のチェックポイントとして大切です。
目的にあわせてバリカンを選ぼう
坊主頭にするためにバリカンを使う人
子供たちの髪型を坊主頭にしておくと、夏場やスポーツのシーンなど汗をかいても清潔を保ちやすくなります。このような用途だけで使う場合は、すき刈り用のアタッチメントは必要ありません。長さを調節できるアタッチメントがついているものを選べば、十分と言えます。坊主刈りの場合、比較的初心者でも簡単にカットにすることができます。ただし、あまり長い髪をいきなりバリカンだけでカットすることはできないので、一度理容室で短くしてもらっておきましょう。その上で、伸びてきた部分だけバリカンを使うようにすると綺麗に仕上がります。坊主頭の場合は、細かい毛がたくさんつきやすいので、水洗いできるものの方がお手入れが楽です。
長めのカットをしたい人
坊ちゃん刈りなど、少し長めのカットをする場合には、アタッチメントも長めのカットができるものがついているものを選びましょう。また、すき刈り用のアタッチメントが付いたものを選ぶことで、自然なスタイルにすることができます。また、耳回りの細かいところを自然にカットできるアタッチメントもあるとよいでしょう。
何人もカットしたい人には
子供がたくさんいるなど、続けてカットしたい人にとっては、充電の時間が長持ちするかどうかは重要です。購入する前に充電時間と、コードを併用できるかという点は確認しておきましょう。慣れないうちはどうしても時間がかかってしまうものです。そのため、バリカンの重さも重要になってきます。あまりにも重いと、途中で疲れてしまいますし、取り回しが難しくて上手にカットできません。できれば軽めのタイプがおすすめです。通販でもバリカンは買えますが、重さを実店舗で確認しておくとよいでしょう。自宅にある電動シェーバーを持ってみて、重さを比べてみるというのも一つの方法です。
自分で自分の頭をカットしたい人
忙しくて理容室に行く時間が取れないといった場合に、ちょっとだけ自分の頭をカットしたいという人は、すき刈り用の簡単なバリカンもあります。この場合、電池式などの軽くコンパクトなものを選ぶと使いやすいかもしれません。
まとめ
最近のバリカンは機能が充実していて、素人でも簡単に使えるものが増えてきました。しかし、自分の用途に合わせて選ばないとうまく使えないこともあります。使いたい用途に合わせて、機能を十分にチェックした上で選びましょう。