セルフカット用のバリカンを購入する際の選び方とおすすめの製品紹介
自宅で行うセルフカットは、昔から親御さんが子供の髪を理髪している家庭も多くありますし、その際は理髪用のハサミやスキバサミ、バリカンなどを利用してセルフカットながら格好良く仕上げたいという努力をしている方も少なくないと思います。
そこで注目するのが現在発売されているバリカンとなっており、丸坊主だけではない様々な髪型のバリエーションを作ることも可能な製品もありますので、この記事ではバリカンの選び方を中心に紹介し、購入する際の参考の一つにして頂ければと思います。
バリカンを選び方
セルフカットで使用するバリカンは、家族構成や髪型によって使用頻度は異なるものの、定期的に繰り返し使用する機会が多いと思います。
しかし、せっかく購入したバリカンでも使い勝手やお手入れなどの理由で次に使いたいと思わないと物凄く損をした気分になってしまいます。
そこで、ここではセルフカット用のバリカンを選ぶ時のポイントを紹介していきます。
電源方式の違いによる特徴やメリット・デメリット
現在売られているバリカンは、採用されている電源方式は交流式、充電式、乾電池式の3つに分けられるのですが、それぞれの方式によって特徴やメリット・デメリットが異なる部分があります。
まずは交流式のバリカンについてですが、これはコンセントから電源を供給して使うタイプとなっており、バリカンでカットしている最中に電源が切るたりパワーが弱くなる心配がありませんし、パワーに物足りなさを感じることはないのですが、電源コードが邪魔になる場合があるという使い勝手の悪さを招く恐れがあります。
次に充電式のバリカンについては、コンセントから電源を供給するのは交流式と同じなのですが、カットする時はコードレスで使用することができるという点では操作性の高さがありますし、十分に充電しておけば持ち運こんで庭先や外出先で使用することができる利便性も兼ね備えています。
また、パワー不足に悩まされることも少なくなっていますので、操作性や利便性においては最もバランスが良い電源方式です。
しかし、充電を怠ってしまうとカットしている途中でパワーが落ちてしまったり、止まってしまう場合がありますので注意が必要です。
最後に乾電池式のバリカンですが、バリカン本体と乾電池があれば場所を選ばずに使うことができるという点はメリットと言えるのですが、乾電池式はパワーが強くないという傾向がありますので、ちょっとした時に使える携帯用に向いているタイプとなっています。
アタッチメントの長さや形状の種類の豊富さ
現在発売されているバリカンには、多くのもので長さ調節機能が備わっており、専用のアタッチメントを取り付けることで好みの長さに仕上げることができます。
また、髪型に飽きてしまう場合もありますし、色々なアレンジを試してみたいという方などは、出来るだけ長さを調節できるアタッチメントの種類が豊富なものがおすすめです。
さらに、長さの調節だけではなく、サイドや襟足などを斜めに刈り上げることが可能なアタッチメントが備わったものもありますので、そういった製品を選ぶことでカットのバリエーションも多くなります。
しかし、調節できる長さの幅や斜めにカットできるアタッチメント、毛量を減らすスキ刈りアタッチメントなどのアタッチメントの種類は商品によって異なりますし、アタッチメントの種類が豊富なものほど価格が高くなる傾向にありますので、自分がしたい髪型を何種類か想定し、要望が叶う機能性と価格的なコスパを考慮しながら選ぶと後々の失敗を減らすことができます。
使用後のお手入れ
セルフカットでバリカンを使用する場合、面倒なのが使用後のお手入れだと思います。
このお手入れに関しては、使用した後にバリカンの刃についた細かい毛を取り除く必要があり、ハケなどで払ったり水洗いが一般的な方法となっており、刃を長持ちさせるためにも刃にオイルを指したりもします。
それを怠ると、場合によっては切れ味が悪くなってしまう可能性もありますので、なるべく簡単にお手入れができるバリカンがおすすめです。
それでは、セルフカット用のバリカンでどんなお手入れしやすい工夫が備わった製品があるのかというと、本体をまるごと水洗いができる防水性が高いものや、バリカンの刃が簡単に着脱できるもの、オイル差しが不要なものなどがあり、一台のバリカンを長く愛用したいと思っている場合はこれらの機能を必ずチェックするようにしてください。
起動時の静音性
バリカンは、機種によっては起動時に大きな音を発するものがあり、小さな子供に使用すると怖がったり、座らせていても落ち着かなかったりしてしまう場合があります。
また、お住まいの環境によっては大きな音が近所迷惑と感じていまい、手早く終わらせようと心掛けて丁寧なカットができないということも考えられますし、使用する自由に時間帯を選べない生活環境の方もいると思います。
そのため、小さな子供のカットをする親子さんや、アパートなどの集合住宅でも深夜問わずに自由な時間帯でバリカンを使用したいと思っている方は起動時の静音性をチェックするようにしてください。
電源の周波数
コンセントなどの電源から得られる電気には周波数があり、関東では60Hz、関西は50Hzという違いがあります。
また、電化製品にも対応している周波数が定められているものがあり、周波数が合っていない電化製品を使用すると性能が落ちる場合がありますし、故障の原因になる可能性もあります。
そのため、バリカンのみならず電化製品を買う際はどちらの周波数に対応しているのか確認する必要がありますし、電化製品の中にはどちらの周波数にも対応しているヘルツフリーの製品も増えていますので、購入しようと考えているバリカンが50Hz専用なのか60専用なのか、それともヘルツフリーなのかを気をつけてみてください。
おすすめのバリカン3選
上記ではバリカンの選び方について紹介してきましたが、初めてバリカンを購入しようと検討している方はイメージしにくい部分もあると思います。
そこで、ここでは各種メーカーから発売されているバリカンの中から3つをピックアップし、商品の機能性や価格などを紹介していきます。
HATTEKER 電動バリカン ヒゲトリマー
HATTEKERの電動バリカンは、コンセントに加えてUSBからも充電することができ、充電方式は交流式か充電式かを切り替えることができますし、90分間の充電時間で約60分使用することができますので、操作性と利便性に優れたバリカンとなっています。
また、静音性に優れた運転モードとカットスピードをアップさせるターボモードがありますので、状況や時間帯を選ばない対応力があります。
さらに、カットに関する対応力は7種類のアタッチメントと5段階の調節機能が備わっていますので、それらを利用することで最小で4mmから最大で30mmまで長さの調節が可能となっているのですが、メーカー希望小売価格は3,899円(税込)とそこまで高額商品ではありませんので、コスパを含めた総合的に考えてもおすすめのバリカンとなっています。
Panasonic カットモードER-GF80
Panasonicから発売されているカットモードER-GF80は、刈りの高さ調整をはじめとし、ボリュームの調節や耳周りのカットに役立つものなど、豊富なアタッチメントが付属されていますので、お好みのスタイルが作りやすくなっています。
カットモードER-GF80で選べる刈りの高さ調節アタッチメントは、最小で3mmから最大で70mmまでと幅広くなっており、段階的に高さを調節することができます。
また、電源方式に関しては、交流式と充電式を切り替えられるタイプとなっており、8時間のフル充電で使用可能時間は40分となっています。
そんなカットモードER-GF80の価格は、メーカー希望小売価格が3,899円(税込)となっており、商品内にはアタッチメントの使い方やカット方法などが写真付きで丁寧に解説されているテクニックBOOKが付いてきますので、バリカン初心者から上級者まで納得の機能性とコスパとなっています。
日立 バリカンCL-351
日立から発売されているバリカンCL-351は、小柄なボディーながらパワーがしっかりとあり、刈り残しなく整えることができます。
また、本体は防水になっていますので、シャワーついでに使用することができますし、そのまま刃についた細かい毛を洗い流すことができますので、耐久性と利便性に優れたバリカンとなっています。
しかし、スキ刈りアタッチメントは付属されているものの、刈りの高さ調節アタッチメントは最大12mmと若干の物足りなさを感じる方もいると思いますので、このバリカンは手軽に丸坊主にしたいという方におすすめの商品となっています。
そんなバリカンCL-351の電源方式と価格については、電源方式は交流式と充電式を切り替えられるタイプとなっており、5時間のフル充電で使用可能時間は60分(連続使用30分)となっており、価格は3,740円(税込)で販売されています。
まとめ
バリカンでセルフカットを行う場合、少しの操作ミスで一部分を刈りすぎてしまったり、仕上がりが凸凹になってしまう可能性もありますので、まずは手に馴染むフォルムやコードレスなどの操作性を重視して商品選びをすることがおすすめとなっており、それから機能性や利便性、価格などを考慮して購入するバリカンを絞り込んでみてください。