ゲーミングチェアは眠れる椅子! 仮眠を取る際には注意点もある?
デスクチェアであれば、座った状態で眠る事は難しいです。
そのため、眠くなった時には、デスクに腕を置いて、その上から顔を付けて眠る事になってしまうでしょう。
腕を下敷きにした状態で、仮眠をしていたら、腕の血行が悪くなってしまうので、注意しなければいけません。
デスクチェアとは違って、ゲーミングチェアであれば、腕を下敷きにしなくても仮眠を取る事ができます。
ただし、仮眠を取る時には、いくつか注意しなければいけないポイントもあるので、ゲーミングチェアの特徴や仮眠の取り方などを解説しましょう。
眠りやすいゲーミングチェアの特徴
ゲーミングチェアが、デスクチェアとは違って、座りながら眠れるのは、少し特殊な形状・機能・クッションを備えているからです。
それでは、どのような形状・機能・クッションなどを備えているのか紹介するので、みていきましょう。
ハイバック仕様
デスクチェアであれば、多くの製品が背中までしか支える事ができません。
このような状態では、頭を支える事ができないので、デスクの上に顔を乗せるしかないでしょう。
ところが、ゲーミングチェアの場合には『ハイバック仕様』になっているので、頭まで支える事ができます。
頭を支える事ができれば、頭部をある程度まで固定する事ができるので、首や肩にかかる負担を軽減できるので、デスクの上に顔を乗せなくても仮眠を取る事ができます。
リクライニング機能
ゲーミングチェアは、ハイバック仕様になっている上に『リクライニング機能』を備えているので、背もたれを後方へ倒す事ができます。
リクライニング機能が優れている製品を購入した場合には、背もたれを水平の状態まで倒す事ができるので、上半身を横にする事ができるので、仮眠を取る事が十分に可能です。
さらに、頭を支える場所には、クッションを備えている製品も多いので、枕の代わりにする事もできるので、寝心地もよくなっています。
オットマン
背もたれを倒して、上半身だけを横にしても、膝を曲げていたら、少し辛く感じてしまいます。
そこで、ゲーミングチェアは『オットマン』まで備えているのです。
オットマンとは足を支える部品の事で、多くのゲーミングチェアは『収納タイプ』のオットマンを備えているのです。
オットマンを利用していない時は、収納していて、利用する時には、前のほうへ出す事ができます。
背もたれを倒して、オットマンを出しておけば、上半身と下半身を横にする事ができるので、椅子をベッドのようにして利用する事ができます。
眠りやすい姿勢をキープ
ゲーミングチェアは、眠りやすい椅子ですが、利用する際には、いくつか抑えておくべきポイントがあります。
そのポイントを抑えておかなければ、眠りづらく感じてしまうので、詳しく解説しましょう。
背もたれの角度
リクライニング機能を活用して、背もたれを水平にすれば眠りやすくなりますが、個人差があるので注意する必要があります。
もしも、背もたれを水平にした状態では、少し眠りづらい場合には、背もたれの角度を微調整したほうが良いです。
数多くあるゲーミングチェアの中には、背もたれを180度まで倒せない製品もあります。
150~160度であれば眠る事は可能ですが、この角度では眠りづらい方は、180度まで背もたれを倒せる製品を選んだほうが良いでしょう。
ただし、リクライニング機能が優れている製品は、値段が高くなっている場合もあるので、注意して下さい。
ランバーサポートの取り外し
ゲーミングチェアは、頭を支える部分だけではなく、腰を支える部分にもクッションが備えられています。
このクッションを備える事によって、背筋を伸ばしやすくやすくなるので、猫背の方でも姿勢を矯正しやすくなっているのです。
腰を支えるクッションは、ランバーサポートと呼ばれていますが、ここにあるクッションを備えている状態で眠ろうとしたら、腰に負担をかけてしまいます。
そのため、ゲーミングチェアを購入する際には、ランバーサポートを取り外せる製品が、おすすめです。
ランバーサポートを取り外せるタイプであれば、眠る時だけは取り外して、座る時に付けるようにしておけば、腰に支障がありません。
オットマンを利用するメリット
ゲーミングチェアには、オットマンが備えられているので、様々なメリットを得る事ができます。
そのメリットを知る事ができれば、ゲーミングチェアの利用価値の高さが分かると思うので、メリットについて紹介しましょう。
足のむくみ対策
デスクワークをしている方や、ゲーマの方たちは、椅子に長く座る場合があるので、足がむくみやすくなっています。
なぜなら、足を動かさない状態が続いているので、足にある血液があまり循環しないからです。
足がむくむようになれば、肥満になっている訳ではないのに、足が太ってしまいます。
男性であれば、それほど気にしないかもしれませんが、女性の場合にはスカートを履く時に足のむくみが目立ってしまうので注意しなければいけません。
ところが、オットマンを利用して足を伸ばせば、ある程度まで血液を循環させる事ができるので、足のむくみ対策を講じる事ができます。
エコノミークラス症候群の対策
椅子に長く座っていたら、足がむくんでいくだけではなくて『エコノミークラス症候群』になってしまう場合もあります。
エコノミークラス症候群は、飛行機のエコノミークラスに乗っていて、飛行機から降りる時に、具合が悪くなって命を落とす方が多かった事から、世界中で知られるようになりました。
これは、椅子に座っている時でも同じ症状が起きる可能性があるので、注意しなければいけません。
なぜ具合が悪くなるのかと言えば、長く座っている事によって、足の血液が固まってしまって、立ち上がった時に固まった血液が流れ出して、血管が詰まってしまう事があるからです。
そのため、椅子に長く座る方は、定期的にオットマンを利用して、エコノミークラス症候群の対策を講じるメリットは大きいです。
仮眠を取る際のポイント
ゲーミングチェアを使って、仮眠を取る方法は少し変わっているので、注意すべきポイントもあります。
そこで、仮眠を取る方法をいくつか紹介するので、参考にしてみて下さい。
仮眠の時間
仮眠を取るメリットは、睡眠不足をカバーする所にあります。
しかし、仮眠時間が長くなってしまえば、夜中に眠りづらくなってしまうので、睡眠不足が続いてしまうので仮眠を取る時間は10~15分程度にしたほうが良いです。
デスクの上に顔を乗せて眠る場合には、途中で腕がしびれてくるので、15分程度で起きる事は、それほど辛く感じません。
しかし、ゲーミングチェアの場合には、完全に横になって眠れるので、眠り過ぎる可能性が高いので気を付けて下さい。
徹夜をする前
仕事が忙しくて徹夜をする際には、徹夜をした後に仮眠するよりも、徹夜の前に仮眠を取る方法がおすすめです。
なぜなら、眠い状態では仕事に集中できないからです。
そのため、夜になる前に仮眠を取って、眠くならないようにしたほうが良いでしょう。
ただし、冬の時期は、部屋が寒くなっていたら風邪をひく可能性があるので、薄い毛布をかけて仮眠を取ったほうが良いでしょう。
まとめ
ゲーミングチェアは、完全に体を横にして眠る事ができるので、仮眠を取りやすくなっています。
しかし、15分以上も眠っていたら、夜中に眠りづらくなってしまうので、注意しなければいけません。
そのため、眠りやすい椅子を探しいている場合には、高機能なゲーミングチェアを購入しても、眠り過ぎないように10〜15分程度に抑えて下さい。