バリカンで坊主にするときのコツは? セルフカットのポイント9選
バリカンが家にあると、自分で坊主にするときはとても便利です。
ハサミなどと違い、サクサクと刈っていくことができるため、簡単にきれいな坊主にできます。
ただし、あまり雑なやり方だと失敗してしまうので、適当に刈るのはよくありません。
では、坊主のセルフカットで失敗しないためのポイントについて、詳しく説明していきましょう。
長さに合ったアタッチメントを使う
ひとくちに坊主といっても、髪を長めに残す坊主もあれば、かなり短く刈り込む坊主もあります。
1mmまで刈り込むと肌が見え、カミソリで剃ったような印象になります。
長めに15mmくらい残しておく方法だと、髪に動きが出てくるので、ワックスなどでセットすることもできるのです。
したがって、セルフカットをするなら、どのような坊主にするのか、しっかり考えてから始めることが大切です。
刈りながら考えていたのでは失敗してしまうので、まず目標を定め、それに合わせた刈り方をしていきましょう。
アタッチメントをうまく使えば、上手にセルフカットができます。
合った長さを選ぶ
アタッチメントにはいろいろな長さがあるので、最初に決めた理想的な長さに合わせて、適切なものを選ぶようにしましょう。
間違ったアタッチメントを選ぶと、自分が目指している坊主にできなくなります。
例えば、長めに髪を残しておきたいとき、よく考えずに短いアタッチメントを使ったりすると、想像とまったく違う結果になってしまうものです。
そのような失敗をしないためにも、アタッチメント選びは慎重に行いましょう。
使い分けておしゃれな坊主に
アタッチメントを上手に使い分けると、髪の長さにグラデーションをつけることができます。
例えば、サイドは3mm、トップは9mm、それ以外は6mmといった具合です。
そのように、刈る部分によって長さを変えていけば、少し凝った坊主にすることができます。
ただの短い坊主ではなく、おしゃれ坊主にしたいときは、そのようにアタッチメントを使いこなすことが重要なのです。
うまく調整しながら使い、個性的な髪型にしていきましょう。
髪を濡らす
バリカンを使うときは、いきなり刈り始めるのではなく、まず髪を濡らしましょう。
乾いた状態だと、少し刈りにくくなってしまいます。
失敗を防ぐためには、デメリットになる要素をしっかり排除する必要があるのです。
特に、バリカンにあまり慣れていない場合は要注意です。
初めてだと難しく感じることも多いので、なるべくカットしやすい状態にしておいてください。
髪を濡らして寝ぐせなどを直しておけば、スムーズに作業を進めることができます。
すべての方向から刈る
バリカンで髪の毛を刈るときは、一方向にだけ動かすのではなく、なるべく方向を変えることが大切です。
全体的にただ短くするときは、適当に同じ方向で刈ってしまうこともありますが、それだと失敗する可能性があります。
刈ったあと、白く筋が残っているように見えることがあるのです。
きれいな坊主にするためには、方向を固定せず、まんべんなくバリカンを動かすようにしてください。
上下左右だけなく、斜めにも動かし、いろいろな方向から刈っていけば、失敗を防ぐことができます。
バックは鏡を見ながら
自分で坊主にするときは、後ろのカットで困ることがあります。
後ろを直接見ることはできないので、バリカンをどう動かせばよいかわからず、手が止まってしまうのです。
かといって、よく見えない状態で無理に作業を進めようとすると、失敗してしまいます。
この問題を解決するために役立つアイテムが、鏡になります。
手鏡などを用意し、そこに後ろを映して確認しながら刈るのがおすすめです。
それなら、何も見えない状態で刈るより、失敗は少なくなります。
見にくい部分であっても、スムーズにカットすることができるのです。
耳たぶを折って刈る
耳のあたりは、少し刈りにくい部分になります。
広い部分ならどんどんカットできますが、細かいところだと、あまり大胆な作業はできません。
そのため、サイドを刈るときは十分注意してください。
強引にカットしようとすると、耳を傷つける可能性があります。
安全に作業を進めるには、耳たぶを折って押さえ、できるだけ刈りやすい状態にしておきましょう。
耳の周辺が刈りにくいのは、耳たぶが邪魔になってしまうからです。
しっかりよけて刈るようにすれば、失敗することはありません。
多少面倒でも、慎重かつ丁寧な作業を心がけてください。
しっかりブロッキングする
通常の坊主ではなく、おしゃれ坊主にしたい場合は、3段階に分けてカットしていくことになります。
アタッチメントで長さを変え、グラデーションがつくように刈っていくわけです。
そのときに重要となるポインとが、ブロッキングです。
特定の部分だけをきれいにカットするには、邪魔な髪を留めておく必要があります。
それには、ダッカールというヘアカットのためのピンを用意しておきましょう。
ダッカールで髪を固定しながら刈っていけば、うまくグラデーションにすることができます。
おしゃれにこだわりたい人は、こうした工夫もしっかり行ってください。
ハサミも併用する
バリカンは便利なアイテムですが、なんでもできるわけではありません。
襟足や耳周りなどの細かい部分をカットしたいときは、バリカンだけだとうまくできず、困ってしまうことがあります。
耳の場合は、先述したように折ってから刈る方法もありますが、慣れないと難易度が高く感じるものです。
そんなときは、ハサミがあると便利です。
細かい部分の余分な髪は、ハサミを使ってカットした方が、きれいに整えることができます。
刈りたい部分に適したアイテムを使い、失敗を防いでいきましょう。
スピードはゆっくり
セルフカットを上手に行うなら、手を動かすときのスピードも重要になってきます。
きちんと理想通りの髪型にするなら、あまり速く動かさないようにしてください。
時間がなかったりすると、急いで終わらせるために速く動かしたくなりますが、それは失敗の原因になります。
焦って雑な作業になっていると、やりすぎてしまうことも多いのです。
そのような事態を回避するためにも、スピードはできるだけ抑えてください。
ゆっくり丁寧にカットしていけば、大きな間違いが起きることも少なくなります。
そのためには、時間を確保することも大切です。
余裕がないときに無理に行うのではなく、時間があるときを狙い、じっくりカットしていきましょう。
排水溝にネットをかぶせる
セルフカットでは、刈ったあとのこともしっかり考えておくべきです。
バリカンを使う場所は、浴室を選択することも多いですが、何もせずにただ始めてしまうと、排水溝が大変なことになります。
大量の髪が集まるため、すっかり詰まってしまうことがあるのです。
いくら上手にカットできても、そのために余計なトラブルが起きるようではいけません。
髪を刈るときは、浴室の排水溝にネットをかぶせ、詰まりの対策をしておきましょう。
キッチンの三角コーナーで使うようなネットを利用すれば、しっかりガードすることができます。
まとめ
バリカンを使って坊主にする方法は、ただ短く刈るだけの簡単な作業のようなイメージもありますが、油断は禁物です。
あまり適当に刈っていると、思わぬ失敗をすることもあります。
それを防ぐためには、ここで紹介したポイントをしっかり押さえておいてください。
雑な方法で刈ったりせず、正しい方法で慎重に刈っていけば、上手なセルフカットができます。